2673 コンビニのレジにて

物思いに耽る(雑感)

荷物を送ろうと近くのコンビニに行った。

通常利用できるレジは2台あって、そのうちの一方で、荷物の寸法を測ったり、送り状を書いたりするのだけど、今日はそこに、これから陳列するつもりらしい漫画雑誌が山積みされ使えないようになっていた。

仕方なく、もう一方のレジの前に立つ。店員は1人。

「伝票の用意はありますか?」と聞くので、「ありません」と答えると、送り状とボールペンを手渡された。

1台しかないレジを占有するのは気が引けるが、場所がないのだから仕方がない。送り状に必要事項を書いていると、当然というか、レジで精算しようとする人が並んでしまった。

すると、こともあろうに、店員はまだ書いている途中の送り状を取り上げようとするではないか。

「すみません、まだ書いてる途中です!」

山積みになっている雑誌を積み替えれば、隣のレジも使えるにもかかわらず、この店員は、どうしてもこのレジを使いたいらしい。

気になって仕方がないので、送る荷物を脇にずらして清算できるように促した。

店員は表情ひとつ変えず、後ろに並んだ客の清算を始めた。

その客が、1000円札を僕の荷物の上にお金を置てしまったものだから、僕のお金なのか、後ろに並んだ客のお金なのかがわからなくなったようだった。客が“自分のお金だ”と主張するような仕草をすると、ようやく1000円札を受け取り、おつりを渡していた。

こちらもようやく送り状の記載が終わり運賃の清算をして店を出た。

なぜ単純に荷物を出そうとしただけなのに、こちらが気を遣わなければならないのか?

別に難しいことでもなんでもない。無駄に使えなくなっているレジ(…というか空間)を開けておけばいいだけのことだ。

店員は僕より少し若いくらいの男だった。頼むから、もう少し頭を使ってくれないか?

いや、あの表情から察するに、この一連の状況がおかしいとか、なんとかすべきとは思っていないだろう。もはや「頭を使え」という問題ではないのだ。

ある意味、事態は深刻。打つ手がない。

Posted by ろん