2544 きれいな別れ

物思いに耽る(雑感)

生きていれば、よほどのことがない限り、人との別れというものは必ずあるものだ。もっとも、ここでいう別れというのは、それほど大袈裟なものではなく、食事や打ち合わせなどで同じ時間を共有したあとに“別れる”という意味だ。

用事が済めば“別れ”が訪れるのは当然だが、僕はその別れがとても苦手なのだ。

  • 変なことをいって不快な思いをさせてはいないか?
  • 満足いく時間を過ごしてもらえたか?
  • ひとつでも、なにか伝わり、相手にとって得るものがあっただろうか?

振り返れば、気になることはいろいろ出てくる。終わりよければすべてよし…と言い切れるものではないけど、それでもうまく終えることができれば…、うまく別れることができれば…、多少は気持ちも落ち着くというものだ。満足いく、きれい別れというのはなかなか難しい。

別に、自分を普段の実力以上に“背伸び”しようとするつもりはないのだけれど、正直言えば、あわよくば実力以上に“誤解”してほしい気もする。

しかし願いが叶って?人から過大評価されてしまうと、あとから苦しくなるのはこの自分だ。

だとしたら、無理をしないで、ありのままの自分をさらけ出せればいい。結果的に“背伸び”をしようとしてしまう自分も、別れ際に悩んでしまう自分も、今回のような記事を書いてしまう自分も、どれも本当の自分だ。無理することはない。まずは自分自身がありのままの自分を受け入れることから始めよう。

きれいな別れなんて、そんなものはないのかもしれない。

Posted by ろん