2670 尾行対策

日常生活

ドラマや小説などで、よく尾行するシーンがある。

この柱には…
この柱には…

日常生活で尾行されることはまずないが、万が一尾行されるようなことがあっても、気付くのは難しいし、仮に気付くことができたとしても、相手を見つけるのは難しいだろう。

さらに尾行する者がプロだとしたら、もうお手上げかもしれない。そう簡単に見つかるようなヘマはないだろう。

ここは、とある、新交通ゆりかもめの駅。

改札口の前に大きな柱がある。僕は、ここを大きく迂回して通ることにする。実はこの柱には秘密があるのだ。

この柱には駅の構内地図が掲げてあり、この前を通り過ぎると…

「構内案内図はこちらです」

…と、センサーが人影を察知して自動的に放送が流れるようになっている。目の不自由な方に対する設備なのだろう。

センサーとスピーカー
人感センサーとスピーカーが…

尾行する者は、おそらくなんの躊躇いもなくこの柱の陰に隠れるはず。

誰もいないはずなのに、もし僕の真後ろで「構内案内図は…」という音が聞こえたら、そこに尾行者が隠れているということになるのだ。

もし、尾行されているなと思ったら、ここに来よう。

Posted by ろん