ミーアキャットの一日/内山 晟
ミーアキャットの一日―earth angel (SEISEISHA minibookseries) 内山 晟 青菁社 2007-05 |
そのユーモラスな姿で、よくテレビでも取り上げられるミーアキャットは、今年映画にもなった。
そのミーアキャットの1日を追う写真集。30cm前後の小さな動物だが、この本もかなり小さい。
アフリカ南部、カラハリ砂漠。ミーアキャットの迎える朝は零下8度近くにもなる。そして、おなじみのあの、すっくと立ち上がるポーズを見せる。これは夜のあいだに冷え切った身体を温めるためなのだそうだ。僕はてっきり、遠くにいる敵を早く見つけるためと思いこんでいた。
群れで生活し、その群れの中で役割分担がなされ、子守のためのヘルパーがいるということなどを紹介しつつ、ミーアキャットの一日を追っていく。
眠りにつく前に、再び太陽に向かってあのポーズを見せる。
朝日に向かって一日の無事を願い、夕日に向かっては一日の無事を感謝する姿にも見えることから、「太陽崇拝の動物」と言われているミーアキャット。
そういえば、ふと、最近あまり太陽と向き合ってないなぁ…なんて思った。