基本はかんたん配色のルール/内田 広由紀

■芸術・デザイン,龍的図書館

基本はかんたん配色のルール―好かれる配色は9つのルールでつくられる (DESIGN BEGINNER SERIES)
内田 広由紀

視覚デザイン研究所

タイトル通り、配色にはルールがある。

配色を考えるときに必要なことは…?

  • 色相
  • トーン
  • 色相型
  • 色量率
  • 配置3様式
  • 背景3型
  • 色数
  • 配色(主役を明示)
  • 調整(ひきたてとなじませ)

本物の製品や広告を題材に、実際に使われた例と、誤った配色の例を、上記のポイントと照らし合わせることで、配色のルールを学ぶことができる。

まったく同じ構図であっても、色の違いだけで、その製品や広告から伝わってくるメッセージが大きく変わってくる。

当然と言えば当然なのだろうが、あらためて指摘されると、なるほどと思うことは多い。

ポジティブな印象を与えるために、闇雲に明るい色を使えばいいわけでもないし、落ち着いた雰囲気を出すために、ただ暗い色を使えば良いというものではない。

最終章に、「学習編」として、色の基本知識が学べるようになっているが、これがけっこう難しい。無意識に受ける印象を、知識として体系化し自分の身につけるというのは、ある程度時間を掛けて、他人からの評価によるトライアンドエラーが不可欠だろう。

ちなみに…実際、僕のふだんの生活において、このような配色を意識して、何かをする必然性は、まったくないわけで、あくまで、興味を持ったに過ぎないのだけど。

Posted by ろん