2356 おめでとうございます
今日は2008年初出社。
あちこちで…
「おめでとうございます」
という挨拶が交わされいた。
日常生活で「おめでとう」と言うことなんて滅多にないから、何度もそういう挨拶の光景を目の当たりにすると、不思議に思わずにはいられなくなった。
通常「おめでとう」という場合は、どんなときか?
すぐにおもいつくのは「おめでとう」という相手に喜ばしいことがあったときだろう。誕生日、結婚、優勝、合格…などといったときとか。つまり、相手にかなり具体的なめでたい出来事があった場合に限るのだ。
それにひきかえ、新年のおめでたさはどうだろう? 極論すれば単に12月31日から1月1日に年月がリセットされただけに過ぎない。ほとんどの人は、黙って寝ていれば、無条件に新年を迎えることができる。新年を迎えるだけのための苦労は感じられない。それでも「おめでとう」なのである。
あらためて辞書で調べてみる。
お‐めでとう〔‐めでたう〕
[感]《形容詞「おめでたい」の連用形「おめでたく」のウ音便》新年や、相手にめでたい出来事があったときに言うあいさつの言葉。丁寧に言うときは「おめでとうございます」。「ご結婚、―」
なんということ! 新年の「おめでとう」は、めでたい出来事とは別に扱われているではないか。つまり、ふだん使うおめでとうとは違うということか。
…と、妙な話の展開になってしまったが、素直に「おめでとう」と言い合うのも決して悪いことではないとも思う。
本来であれば、新しい1日を迎えられること、多くの人たちに支えられ、無事に生きていられること自体、毎日感謝するべきだろう。しかし、実際には、日々の生活に忙殺され忘れがちだ。そんなことを考える時間も余裕もない。
けれど、1年に一度くらい、無事に新しい年を迎えられたことを周囲のみんなに感謝する日があってもいいのかもしれない。
そういえば、龍的思考回路/定点観察では、新年になってから一度も書いてななかったことに気付く。あらためまして・・・
おめでとうございます