1998 川越まつり

旅行・見学・イベント

今日、川越に来た一番の目的は川越まつりの見物だった。
川越まつりは、一年に2日だけのイベントで、もともとは曜日を問わず14日と15日にしていたのだけれど、観光客への便宜を図るためか、いつの間にか第三土曜日と日曜日に開催することになっていた。ただ今年は、たまたま14日と15日が土曜日・日曜日だったので、第二土日曜日ではあるけれど今日と明日開催されることに。

まつりを見に行くこと自体かなり久しぶりで、川越の街を歩くのも久しぶりだったので、すっかり観光客気分。

山車と山車がお囃子を競い合う「曳っかわせ」では、とにかくものすごい数の観光客でごった返していた。埼京線の朝の通勤ラッシュ並みの混雑。
十数年住んでいたのに、こんなにじっくり見たのはじめてだったかもしれない。つい「いつでも見られる」と思ってしまうから、“意を決して”来ない限りは、なかなか見る機会はないのかも。

山車を見たあとは、商店街にたくさん出ている屋台を見て歩く。
金魚すくいでは、水槽の底が自体が怪しく光って、ちょっと幻想的な雰囲気になっていてびっくり。

たくさんの屋台の中で、もうなくなっているかな?と探し続けたのが「カメすくい」だった。
しばらく歩いて、ようやく一軒?だけ見つけた。


簡単そうに実演

かつて見かけたカメすくいは、カメが現金を背負っていて、そのカメをすくうとカメと一緒にその現金ももらえたというもの。背負っている現金は、500円札(!)、1000円札、5000円札で、無造作に輪ゴムで止められていた。場合によっては金額の書かれた紙を背負ってることもあった。

いずれにしても、今から考えると、かなり生々しいゲームだ。

今日見かけたのは“賞金”方式で、1回300円で、すくうためのモナカがもらえる。それを使って1匹すくえば1000円くれるという。はじめて見た方法だった。2匹すくえば2000円、3匹なら3000円と、何匹でもいいらしい。


はまっちゃってる人

一瞬「なんて簡単!」と思ってしまったが、どうもそうではなかった。

カメすくいのおっちゃんは、なんてことなくデモンストレーションをしてくれるのだが、挑戦する人たちは何度やってもダメ。10分くらい見ている間に、数人の人たちがチャレンジしていたが、結局一匹もすくえた人はいなかった。もう、おっちゃんぼろ儲けだ。

ちなみに、僕が子供の頃にやったカメすくいでは、500円を背負ったカメをすくったにもかかわらず、おっちゃんが見てなかったと言って、500円すらくれなかったことを今でも忘れられずにいる。

Posted by ろん