7369 久慈の夜
明後日の3月11日に向けて、東北へ向かう。
今回の出発は岩手県久慈市から。
2回ほど来たことがあるが、東京から直接向かうルートがないこともあって、これまで少し立ち寄る程度だった。
いろいろルートを調べていると初めて、東北新幹線二戸駅から路線バスというルートがあることを知る。
東北新幹線で仙台や一ノ関以北に行くのは、かなり久しぶりだ。
そして、もちろん、二戸駅で下車するのは初めて。
まぁ予想通りではあるが、駅前はひっそりとしている。
20時の新幹線到着にあわせてバスが発車するはずだけど、バスがいない。
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とりあえず待合室で待つ。
すると発車4分前になってバスが到着。
車両は高速バスのような仕様だが、運行形態は路線バスそのもので、途中で1人乗り降りがった。
途中”戸呂町”という停留所があった。
読み方は”へろまち”で、二戸や八戸といったように、このあたりでは、”戸”を”へ”と読むようだ。
1時間10分で久慈に到着。
乗り通した乗客はわずか4名だった。
駅前はひっそりしていて人の姿がない。でも、なぜかタクシーだけはけっこう止まっているのが印象的だった。
駅前にはコンビニなどもなく、唯一開いているのは、カラオケ屋だけだった。
調べてみると久慈市は、20年前は4万人いた人口が現在は3万5000人を切り、3現在は3万2000人で、3万人を切るのも時間の問題だろう。
地方都市はどこも同じようなものだが、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地であったことや、琥珀などの独自の産業があるだけ、まだましなほうかもしれない。