7368 風景は誰のものか

建築・都市

こんなところに…
こんなところに…

昨日の天気予報で都心でも積雪のおそれがあるとのことだったが、今朝はその予報通り、強めの雪が降っていた。

先日の雪の日は東京駅に寄ってみたが、今日はなんとなく上野駅に行ってみた。

雪の降る上野駅はどんな感じかと思ったが、これといって特別な感じではなかった。

それよりも気になったのは、駅舎の脇に据え付けられた、巨大なサイネージだった。

パンダのキャラクターが時間を知らせたり、さまざまな広告を流したりしている。

最新のサイネージだけあって、すごい輝度で、その存在感はかなり大きい。

1932年(昭和7年)竣工の歴史ある駅舎に対して、ちょっと目立ち過ぎないか…と思ってしまう。

広告が多すぎやしないか…
広告が多すぎやしないか…
やっぱり気になる…
やっぱり気になる…

ありていにいえば、駅舎に並べるのは、ちょっと下品にも思えてくる。

歴史的建造物として敬うのならば、並べることはないだろう…と思ってしまう。

駅舎をどのように使おうと、所有者であるJR東日本の自由なのかもしれないが、それを見せられる側の意見を顧みる必要はないのだろうか?

街の風景は誰のものなのだろう。

Posted by ろん