7359 恐ろしい組織
小学校1年生の女子児童が、遠足で持ってきたお茶がなくなり担任にお茶の購入を申し出たもの認められず、その後熱中症となってしまったことについて、両親が市を相手取って損害賠償を求める裁判を起こしたそうだ。
不思議な点がいくつもある。
そもそも、体調不良で欠席しようとしていたのに担任が参加を促しているということ、参加にあたっては、水筒の茶が足りない場合は購入を認め、女子児童が異常を訴えた場合は母親に連絡するようにと伝えていたにもかかわらず、そのどれも認められなかったことだ。
前例にないから…とか、他の児童に示しが付かないから…といった理由だろう。
こうしたことはある程度“予想が付く”が、さらに不思議なのは、こうしたことを誰も指摘できなかったことだ。
命にもかかわることなのに、誰もこの異常事態を止められない小学校に、恐ろしさを覚える。
裁判では、市側が争う姿勢を見せているというのも呆れるが、反省するどころか、この“恐ろしい組織”がこれからも変わることはなく、ふたたび同じような事態を引き起こすのは、時間の問題かもしれない。