7353 セブンイレブンで新しいレジを試す
先日、品川駅で新しいレジの体験をしたこともあって、このニュースも気になった。
「セブンスマホレジ」商品をスマホでスキャンすれば決済完了 春から本格出店へ
レジに代わって、利用者のスマホだけで決済ができるという。
調べてみると、2022年12月から実証実験を始めているようで、ようやく本格展開へ…ということみたいだ。
このニュースを調べていたら、こんなレジもあるみたいで気になった。
さらに調べてみると、空中ディスプレイの実証実験もまだ続いているようだったので、「スマホレジ」と「空中ディスプレイ」の両方の実証実験を体験できないか調べてみたら、麹町駅前店が該当した。
ということで、さっそく行ってみる。
場所は、かつて日本テレビがあった場所の目の前。
この通りから放送されていたズームイン朝!が懐かしい。
スマホレジと空中ディスプレイの実証実験を同時にやっているくらいだから、セブンイレブンとしては特別な存在なのかもしれない。
通常の有人レジの代わりに、ほとんどがセルフレジばかりになっている。
セブンイレブンはあまりセルフレジはなくて、ほとんどが支払いだけセルフになっているから、ちょっと不思議な感じ。
スマホレジを試す。
手続き自体はかなり簡単。
あらかじめインストールしておいたアプリを起動し、入店時にQRコードを読み取って、買いたい商品のバーコードを読み取り、クレジットカードかPayPayなどのQRコードで決済をするだけ。
ただ、気になるポイントが…。
まず気になったのは、バーコードの読み取り精度が悪いということだった。
これは何が原因か分からないけど、イライラするレベル。
そして、もっと気になったのは、アプリから発せられる大音量の“声”だ。
「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」
これはかなりビックリする。
万引き防止の目的かもしれないが、果たして効果はあるのだろうか?
少なくとも自分が店内にいた時間帯には、同じような声は聞こえてこなかった。
そしてもうひとつ体験したかった「空中ディスプレイ」は…
実際に試してみて感じたこと…結論から言えば、“絶対に普及しない”と確信が持てるほどだった。
このレジの仕様上、空間に対して操作するために、“操作感”が皆無だ。
レジ側の反応がイマイチなのも相まって、自分の操作がレジ側に伝わっているかどうかが分からず、いちいち試行錯誤させられるのだ。
実際、他のキーを押してしまったようで、店員を呼び出しそうになって慌ててしまった。
その点、ふつうにディスプレイに対してキーを打つのなら、瞬時にわかるわけで、なぜこんなに無理をしているんだろう…と思わずにはいられなかった。
そもそも、この空中ディスプレイの唯一の売りが“非接触”という点だ。
空中ディスプレイでなければならない場所はもっと他にもあるだろうなぁ…とは思った。
スマホレジのほうは、本格展開ということで、近々身近になっていくだろう。