7246 三鷹跨線人道橋
以前も行ったことはあったが、来月解体されるというニュースを聞いて、これは行かねば…ということで、朝から足を伸ばしてきた。
滅多に行かないけど行くとすると、たいてい南口に出るので、今日は何となく北口から歩く。
三鷹駅は玉川上水の真上を斜めに横切っている。
おかげで駅前から緑豊かだ。
どういう経緯でこんな中途半端な場所に作られたのかと思って検索したら、こちらのブログに、実は“斜めではない”という経緯が詳細書かれていた。

このまま玉川上水に沿って歩くと、目的地からどんどん離れていくので、すぐに中央線沿いの道を歩く。中央線を横断する地下道があったが、人道橋の代わりにこちらを利用して…ということなのだろう。
ほどなくして、人道橋が見えてくる。

過去の自分の記録を見ると、9年ぶりに渡るようだ。取り壊しの予告の貼り紙もあった。
コミュニティバスの停留所の名前が、その名も「跨線橋前」となっていた。
取り壊された後は名前が変わってしまうのだろうか。
じっくりと眺めてみる。
手前だけは再塗装されて綺麗になっているが、それ以外は錆が進行している感じ。
取り壊しが決まって、再塗装をやめてしまったのだろうか。
橋の上部に、車両基地に向けて大きな時計が取り付けてあったはずだが、すでに外されていた。
橋の反対側へ。
きれいな朝顔が咲いていたので、あれこの時期にも咲くんだっけ?…と思って調べてみたら、秋に咲く「セイヨウアサガオ」らしい。
この組み合わせで見ることのできるのは、今年が最後ということになる。
こちらからが、跨線人道橋と太宰治が一緒に写った写真のアングルになるので、それを紹介した案内板がある。
でも、日の光を浴びて劣化し、かなりひび割れてしまって、かなり見づらくなっていた。
こちらも取り壊しが決まって、、修理するのをやめたのだろうか。
さらに跨線人道橋をよく見てみる。
器用にレールを組み合わせて作られている。
30分ほど滞在していたが、それなりに利用する人は多かった。
電車がよく見える場所として、小さな子どもには、ちょっとした散歩コースになっているみたいだった。
せっかくこうして残っているのに取り壊しとはもったいない…とは思うが、耐震補強するといまの構造を維持できなくなってしまうということだとすると、たしかに残す意味が薄れてしまう。
これは仕方ないことなんだ…と、思いつつ、三鷹跨線人道橋を後にした。