6584 週末京都(日曜日)
以前から行ってみたかった、蹴上インクラインへ。
混雑を避けるため、6時台には到着。
誰もいなかったおかげで、じっくり見ることができた。
明治の初期にこんなに大規模な設備が作られていたことに感動。
船を台車の上に載せて、山を上り下りするということが最初よく理解できなかったが、実物を見ればそれがよくわかる。
琵琶湖なんて、ずっと遠くにあるような気がするが、このトンネルの向こうには琵琶湖があって、この水は琵琶湖の水なのだ。
そして、レールを下った先にも池があり、船はさらに京都市内へと進んでいったのだ。
蹴上インクラインと一緒に見に行きたかった場所がもう一か所。
よく京都を舞台にしたドラマで登場する、水路閣。
これも、琵琶湖疎水の一部の施設だ。
すっかりお寺の一部に溶け込んでいて、紅葉と合わさっていい景色だった。
7時半を回ると、もうかなりの観光客が集まってきていた。
ホテルに戻ってから、今日の目的地である、山崎へ。
JR京都線(東海道線)の山崎駅から10分ほど歩く。
昨日は雨が降ったりやんだりだったが、今日は快晴で紅葉がとても映える。
山を登った先が、アサヒビール大山崎山荘美術館だ。
今日観賞したのは「和巧絶佳展」
注目されている1970年以降に生まれた12人の作家の作品が展示されている。
気の遠くなるような込んだ作品の数々。
こうした作品はこれまでも観てきたが、特に若い人たちによるものとなると、年齢を重ねた人と視点が違っている感じがして面白い。
特に興味深かったのが、螺鈿と蒔絵、そして漆を用いた池田晃将の作品だった。
描かれているのは電気回路のような線や、デジタルの象徴のような数字というのに、意表を突かれた感じがした。
館内のカフェでひと休み。
いただいたのはリーガロイヤル京都特製のスイーツ。
帰りまでの時間が少しあったので、また蹴上インクラインに行ってみた。
朝と違って、大勢の観光客でいっぱいだった。
早朝に訪れたときは閉まっていたので、駆け足で琵琶湖疏水記念館を見学。
先人たちの苦労を知る。
とにかく慌ただしい2日間だったが、行ったことないところばかりだったこともあって、とても充実委していた感じ。
せっかく来たのだから…と、何かお土産を買おうと駅構内の店に入ると、会計待ちでレジに並ぶ長い行列が…。
すっかり観光客で埋め尽くされているようだった。