3168 上野から南千住付近まで歩く

街歩き

今日の駅からハイキングは、上野から浅草近辺がコースだったが、例によって、どこも歩いたことのある場所ばかりだったので、昨日新聞記事で見たイベントに行ってみることにした。

その場所は南千住とのことで、距離は4.5kmほど。上野から歩いて行けない距離ではない。

…ということで、上野駅からてくてく歩く。

上野駅からも、東京スカイツリーが見えるので、それを背景に、記念撮影をしている人たちを多く見掛けた。

東京スカイツリーの完成までは、しばらくこんな光景が至るところで見られるだろう。

上野駅から北東方向に歩いて行くと、かっぱ橋道具街にやってきた。、

可愛らしいものから、不気味なものまで、あちこちに、巨大なカッパ像が鎮座。

いろいろなお店があるので、見て歩くだけでも楽しい。

“安売王”と大きく出たのに、まさかここに王様がいるとは思えない雰囲気。


昼間はいいけど、夜はちょっと怖いかも。

有料駐車場の脇になぜかマネキンが立っていたり、「鍋はじめました・・・・」と、なぜか余韻の残る“・・・・”お知らせがあったり…浅草を通り過ぎる。


気になる・・・・

吉原神社の前を通り過ぎると、これまでと風景はさほど変わらないものの、なんとなく空気の違いみたいなものを感じていた。

かつての吉原遊郭を横切る。

店の前に立つ男性が、僕に声を掛けてきた。

なんだか怖くなって、足早に通り過ぎる。

別に怖いことはないはずなんだけど。

ゆっくり歩いていたわけではないのだが、時間がなくなり、元々の目的地であった場所に行くのを断念。

そのまま南千住駅に向かう。

その途中で、“泪橋”という交差点を渡る。

泪橋…なんとも、意味深なこの名前が気になって調べてみた。Wikipediaによれば、この近くには、江戸時代、小塚原刑場があり…

これら泪橋は、罪人にとってはこの世との最後の別れの場であり、家族や身内の者には、処刑される者との今生の悲しい別れの場。お互いがこの橋の上で泪を流したことから、この名が付けられた。

とあった。

いまは、何の変哲もない、ごくごく普通の街になっている。ただ、こうしたわずかに残る地名から、過去を伺うことができるというのも、街歩きの楽しみだと思う。

Posted by ろん