7222 白馬での半日
昨日から白馬に来ているが、東京から車出来て1泊だけなので、あまり時間はない。
せっかくなので、早朝から車で少し出掛けてみることにした。
少し車を進めると、街が雲に覆われたような雲海が広がっていた。
そのまま、長野オリンピックで使われたスキーのジャンプ台へ行ってみた。
雲海はそこからもよく見えて、熱気球の係留体験でも見られるようになっていたようだ。
ただ、高さがジャンプ台よりも低めだったので、もうちょっと高く飛ばせないものなのだろうか…と、勝手ながら思ってしまった。
白馬駅へやってきた。
駅前はひっそりとしていたが、タクシーが2台客待ちをしていたのと、列車到着に合わせてお客さんが数人ほど駅の待合室にいるようだった。
せっかくなら列車で来たいところだけど、やっぱり遠いのと、現地での足を考えると、つい車ということになってしまう。
これでは鉄道は廃れる一方だ。
外国人観光客に、南小谷行きの列車の到着ホームを尋ねられた。
当然1地番手前のホームに到着すると思って答えたものの、念のためと思って時刻表で調べたら、まさかの2番線だったので訂正して案内しなおした。
列車の動きを観察したら、南小谷から信濃大町へ向かう列車との行き違いは”右側通行”となっていたのだ。
さらに足を延ばして、JR東日本とJR西日本の境界駅となっている、南小谷駅へ足を延ばす。もちろん初めて来たところだったが、予想以上に静かで小ぢんまりした駅だった。
1日1往復とはいえ、この駅と新宿に直通する特急列車があるというのは、なんだか不思議な感じがする。
駅前では大規模な道路工事が行われ、列車の到着に合わせて小谷村営バスがやってきたが、人の姿はほとんどない。
先ほど白馬駅で見送った南小谷行きの列車がやってきた。しばらくして糸魚川からJR西日本所属の列車も到着。
さっき見送った外国人観光客は、ここで乗り換えて、さらに糸魚川方面に向かうようだ。
このルートを観光で利用するなんて、よほどの鉄道ファンでない限り、日本人でもなかなかいない気がする。
宿を出て、たまたま通りがかったところで、素晴らしい景色を見かける。
朝晩こそ気温は5、6度くらいまで下がるが、日中は20度近くまで上がるので、とても過ごしやすい。
紅葉はこれからみたいだけど、一気に進むだろう。
他の観光地と比べるとほとんど紹介されてないので、ちょっとわかりづらいが、ほとんど観光客がいないぶん、ゆっくり歩くことができた。
道路に近いために多少車の音がするものの、木道は歩きやすく、”そのままの自然”を間近に体感できる感じ。
きのこやヘビなどと出会う。
こちらも、おじゃこが見つけたところだが、「小川の庄縄文おやき村」なるところへ。
幹線道路から外れて、車がすれ違うことができないくらいの細い山道を上がっていく。
対向車が来たらどうしよう…と思いつつ、数分ほどでお店に着く。
駐車するスペースが心配だったが、路上駐車してよい場所の案内もあったし、ちょっと行った先には大きめの駐車場があった。
ここ長野県小川村には縄文時代の遺跡があるようで、そこにちなんで名づけられたようだ。
縄文時代の竪穴式住居をイメージした建物のなかで囲炉裏で焼いたおやきが食べられる。
焼きたてはやはり美味しい。
縄文時代の竪穴式住居をイメージした建物のなかで囲炉裏で焼いたおやきが食べられる。
焼きたてはやはり美味しい。
移動中、道の駅がいくつもあって、どこに寄ったらいいか迷うほどだった。道の駅も”競争”が激しそう。
その中でも、気になったのが、こちらの「道の駅おがわ」。
ファミリーマートが小川村と、地域活性化包括連携協定を締結して運営した村唯一のコンビニなのだそうだ。
そういった経緯もあってか、売られている商品は、ふつうのコンビニとは一風変わっている。
そして帰宅の途につくが、行きも大変だったが、帰りも大変だった。
道路工事に伴う車線規制で渋滞にはまった。
ただでさえ距離のあるのに、渋滞にはまった時間が加わって、この2日間だけで10時間くらい運転したことになる。
レンタカーだから、返却時間が気になっていた。
20時までに返さないといけないのに、帰宅できたのは19時45分。
さらには、ガソリンもギリギリだったから、気が気じゃなかった。