7194 「アートな青果展」
伊藤忠商事本社ITOCHU SDGs STUDIO GALLERYで開催中の「アートな青果展」を鑑賞。
規格外の野菜は、多くの場合廃棄されることも多い。
それは、価値が低いとみなされ、出荷できないからだ。
かといって、規格外野菜がもったいないからと、どんどん市場に出してしまうと、今度は農産物全体の収益が落ちてしまうという問題がある。
必然的にできてしまう規格外野菜をどのように考えるか…まさにSDGsそのものだ。
「規格外野菜」は本当に価値が低いのか?
この企画展では、彫刻、絵画、写真、音楽など、さまざまな切り口から、規格外野菜を見つめ直す。
こぢんまりとした展示ではあったが、いろいろな切り口は興味深い。
こうしたきっかけで、規格外野菜について考えることは大事だと思う。
ただ、ここから次のアクションがなかなか思いつかないなぁ…とは思った。
あくまで規格外というだけで、品質に何の問題もないのであれば、使い方によっては、けっして価値が低いとはならないはずだが、現実にはそうなっていない。
このギャップをどう埋めていくか、もうちょっとシビアなことを考えていかないといけないのかなぁ…とも思ってしまった。