7168 積み重なる歴史を探して歩く
国立近代美術館で見かけた「美松百貨店」のポスターをきっかけに、いろいろ調べていたが、不思議なもので、意識したとたん、そのゆかりの場所にやってくるようになった。
昨日は、軽い食事をするため、東京ミッドタウン日比谷にやってきたが、そのすぐ外から見えたビルが、かつて美松百貨店があった場所とされる、日比谷マリンビルだった。
今朝は、あらためて美松百貨店のあった場所を見てみた。
わずかな期間とはいえ、こんなところに百貨店があったなんて、ちょっと不思議な感じ。
実は、今日来たのは、先日ネットで紹介されていた写真がきっかけだった。終戦直後、有楽町から新橋のあいだのガード下で撮影されたという写真が気になったからだ。
レンガ造りの橋脚は今でも現役だから、探せば同じ場所が見つかるのではないかと思ったのだ。
さっそく現地に向かってみると、けっこう大変なことが分かった。
もともと車道のところは調査対象から外すにしても、元の写真の手がかりになる部分がかなり少ないので、現在の場所を特定することが難しいのだ。
そして、戦後80年近く経てば、状況だって変わってしまう。ほんの数年前まで残っていたところでも、次々と改修されてしまっているし…
花壇みたいなものが作られてるところとか、なんといっても耐震化工事が進められていたり…と、想像以上に変化してしまっていて、残念ながら見つけることができなかった。