7169 国立競技場スペシャルナイトツアー

建築・都市

何かのネット記事で知ったのだけど、国立競技場のスペシャルナイトツアーというものが開催されているという。

それを知ったのが、ちょっと前だったということと、お盆休みの期間は開催していなかったこともあって、すっかり忘れていたところ、なぜか、急に今日思い出した。

そしたら、明日までというではないか。

すぐに申し込みができたので、会社帰りに行ってみることにした。

17時45分が集合時間となっていたが、10分ほど前には、もう20~30人程度は集まっていた。

国立競技場へやってきた
国立競技場へやってきた
入場待ちの人たち
入場待ちの人たち

外は暑いということで、早目にロビーに入場して、開始時間を待った。

ツアー参加者向けに、エコバッグとドリンク1杯無料券が渡された。

もらったエコバッグとか
もらったエコバッグとか
折り紙をイメージした天井
折り紙をイメージした天井

集合したここも、VIP向けの入口らしく、使われている内装や天井なども特別なものらしい。折り紙をイメージしたという天井も凝っている。

ガイドさんに引率されて、VIPエリアを進む。

VIP用の入口
VIP用の入口
ガイドさんについていく
ガイドさんについていく

VIP専用の入口からエスカレーターを上がってすぐのところから、フィールドに向かう。国立競技場の外観は何度も見てきたが、フィールドは初めてだ。

競技場のなかを初めて見た
競技場のなかを初めて見た

最初に見た印象は「意外と小さい」というものだった。旧国立競技場を見たときは、広いと感じていた気がするから、このギャップは何だろう?

気のせい?

ここの座席もVIP向けで、すべての座席に肘掛けがついている。

スタンドのすぐ後ろは、広々としたVIPラウンジになっている。

こちらも、和をイメージした雰囲気。

こちらもVIP用の座席
こちらもVIP用の座席
VIP用のラウンジ
VIP用のラウンジ
青柳美扇の作品
青柳美扇の作品

VIPラウンジを出て、貴賓室へ向かう。エレベータを上がった正面に「聖地」の文字。

青柳美扇という方の作品だった。

知らなかったので、あとで調べてみたら、関ジャニ∞の村上信五と噂になった…みたいなことが引っ掛かった。

ここから先は、さらに通常では入れない場所になる。

まぁ当然ながら、かなりゆとりのある空間。

一般席の”押し込まれた感じ”とは、雲泥の差だ。

貴賓室
貴賓室
こちらも貴賓室
こちらも貴賓室

こちらに、天皇陛下や都知事、IOC会長などが過ごしたという。IOC会長というと、どうしても「ぼったくり男爵」という言葉しか思いつかない。

もっとも見晴らしの良い場所で全体がよく見えるけど、プレー自体はかなり目がよくないと見えない。

まぁこういうところに座る人たちは、いちいち細かいところまでは見ることもないから、大した問題ではないのだろう。

貴賓シートは、さらに座り心地の良い椅子になっていた。

貴賓席の置かれる場所
貴賓席の置かれる場所
貴賓席シート
貴賓席シート

貴賓室を出て関係者用通路を通り、展望デッキに向かう。

途中、新宿の超高層ビルがよく見えた。

国立競技場のる外周の軒庇(のきびさし)は、全国の木材を使用しているとのことで、この新宿方向は、北陸富山や石川の木材なのだそうだ。

途中見掛けた女子トイレ。

その上のほうを見ると、何やらロール状のものがあるが、これは、状況によって用途を変えることができるようにするためのものだという。

下ろしたものは見えなかったが、男子トイレとしても使えるようにするのだろう。

木材の原産地を向いているのだそう
木材の原産地を向いているのだそう
状況によって男女変更できるトイレ
状況によって男女変更できるトイレ

さらに進むと、何やら飲み会みたいなことをしている人たちがいた。

あとで改めて調べてみたら、500円のナイトツアーというのがあって、その飲み放題で飲んでいる人たちのようだった。

ちらっとフィールドを見たあとは、”飲み”に徹しているのだろう。

飲み会が始まってた
飲み会が始まってた
売店営業中
売店営業中
展望デッキからの眺めはよく、丸く開いた空間から見上げる空は、なんだか合成画像のように美しかった。
展望デッキからの眺め
展望デッキからの眺め
夜間照明がついた
夜間照明がついた

徐々に暗くなって、フィールドの様子もわからないくらいになってきたが、19時になると照明がつくということでしばらく待つ。どんな感じになるかと思っていたが、いざ照明が点灯すると、けっこうあっけない感じだった。

まぁそりゃそうだ。

今回のスペシャルナイトツアーは、もうちょっとあちこちも見られるのかと思ったが、フィールドに降りられなかったし、主にVIPルームの見学だけだった。

これで3000円というのは、ちょっとお高い気もしたけど、それだけVIPルームは特別なところなのだろう。

そう思うと、そもそもなんでVIPってそこまで待遇をよくしないといけないんだろう…という、ちょっと妙なことまで考えてしまった。

ぼったくり男爵を思い出したからかもしれない。

Posted by ろん