7147 小企画展「美術館の悪(わる)ものたち」
東京国立近代美術館の賛助会員特典で、国立西洋美術館の常設展には入場自由…ということで、今日はその小企画展「美術館の悪(わる)ものたち」を鑑賞した。

国立西洋美術館が収蔵する「悪(わる)ものたち」を紹介する小企画展。
興味深い切り口だったが、ちょっと難しかったな…というのが正直な感想だった。
まず、現代との価値観の違いを理解する必要がある。
たとえば、《七つの大罪》では、傲慢、怠惰、大食、淫欲、嫉妬、憤怒、貪欲が取り上げられているが、“大罪”とするほどのことかな…と思う点も多い。
このあたりは、宗教…特にキリスト教に大きく影響を受けている部分だろうが、最低限のエピソードを知らないと、そもそも何を描いているのかがわからない。
“魔女狩り”が登場する作品もあったが、これもいまの感覚とはずいぶん違う。
さらに、展示されている作品は、どれも一色刷りの版画ということで、パッと見ただけで、何をどう描いているのかが、かなりわかりづらかった。
それなりに丁寧に、解説もあったけど、そもそもの知識があまりないために、ざっと読んだだけで理解は難しかった。
そういった意味では、少しハードルが高かった。
なぜ、こんな感想を持ったか…それは、この小企画展を紹介するポスターに描かれている表情が、いかにも悪そうな表情だったからだ。
無意識に、こうしたわかりやすい作品がたくさん出てくる気がして、それを期待してしまったから…かもしれない。