6569 出島を歩く

長崎2日目。
朝になり明るくなったところで、長崎駅がすっかり変わったことがわかった。
かつての駅前広場から長崎駅までの間は更地になっていた。
今回の日程は、今日の法事があって決まったものだ。
その予定が終わってからは、父とともに少し長崎の町を歩いてみることにした。


中華街近くを通って…
スマートフォンの地図アプリを頼りに出島に到着。


20数年前に来たころは、出島の周囲は埋め立てられてしまい、その輪郭はまったくといっていいほどわからなかった。
しかし、その後の発掘調査と復元により、だいぶその全貌がわかるようになってきている。


出島に渡る“出島表門橋”は、かつての橋とは大きく異なるようだが、出島が陸地と離れて作られていたというイメージをするにはぴったりの光景だ。
出島内は、かつての出島の様子を再現された建物が並んでいる。
時代によっても出島の様子は大きく異なっていたよう。


出島の変化なども、建物内にある展示で細かく紹介されていた。
さっと見ておしまいかと思ったら、かなり見どころが多かった。


出島の中でも多くの修学旅行生たちを見かけたが、出島の前に設けられたかなり広いスペースには、彼らを待つ大型バスが並んでいた。
出島をぐるっと回る感じで、路面電車の停留所に向かう。


出島はだいぶ復元されたものの、いまでも一部は埋め立てられたままの状態になっている。
この状態がわかるように、舗装の状態を変えてあるのを確認。


自分はあらかじめ何かの情報で知っていたが、ふつうは気づかないかもしれない。
こういう見せ方はとても面白いと思う。

舗装に変化をつけているところの端は鋲が打ってあり、かつての出島の位置を明確にわかるようになっているようだ。
出島をかたどった扇形の鋲がおもしろい。
いったんホテルに戻り、そこから親戚の家に行く。
路線バスからは長崎らしい光景が広がっていた。
ニュースでは、大型客船が長崎港に入港していたというニュースをやっていたので、ライブカメラを見てみたら、ちょうど出港するところだった。


長崎駅まで戻ってきた。
せっかくなので、長崎駅の周りを歩いてみたが、びっくりするくらい人がいない。


再開発工事中とはいえ、あまりの人いなさが怖いくらいだった。


来年新幹線が開通し、再開発が終われば、ふたたび賑わいも出てくるのかもしれない。
でも、今のこの様子を見る限りでは、ちょっと心配になる。