7143 東京大学総合研究博物館

今日は眼科の検査で東大病院へ。検査の結果としては、大きな問題もなかったようなので、よかった。
その帰りに、東京大学総合研究博物館が開いていたことに気がついて、ちょっと寄ってみることにした。
土曜日と日曜日が休館日なので、なかなか見学するチャンスがないのだ。
以前も来たことがあったような気がしたけど、リニューアルしたせいか、初めて来た感覚。
雰囲気は、東京駅前のKITTE丸の内に入っている「インターメディアテク」のような雰囲気で、多数の標本がずらりと並ぶ。
ただ、インターメディアテクとは違って、それほど多くはないものの、展示物についての解説があるし、写真撮影も原則自由だ。
今日は少し時間があったので、ゆっくり映像も試聴できたのだが、「遠藤教授の部屋」という、動物の遺体を収集してそれを分析する過程を紹介する映像は、とても興味深く視聴した。
日本の三大鉱物コレクションのうちのひとつと言われている「若林標本」は、金属鉱山が稼働していた時代に集められたもので、鉱山が閉山したいまとなっては、はいへん貴重なものだそうだ。
展示は、昭和初期の標本展示室を再現したそうで、膨大な鉱物標本が並ぶ。
膨大な展示は、いい意味で“狂気じみた”というか、凄まじい執念を感じた。
こうした積み重ねが、新しい発見につながっていくのだ。
実際に研究室と展示が一体となっていることもあって、まるで収集した資料の倉庫に入り込んだみたいな感覚になる。
こうした非日常空間で過ごす時間は楽しい。