6794 もうすぐなくなる風景
今日もまた東京駅や大手町あたりまで出かけて、あらためて思ったのは、このあたりは本当に新しいビルばかりだな…ということだった。
先週の金曜日も、たまたまこのあたりを歩いたのだけど、そのときは地下街で、こちらは、ずいぶんとひっそりとしていた。
ここは、もうすぐ取り壊しの始まる東京海上日動ビル本館だった。
1974年(昭和49年)3月に竣工で、それとももうすぐ50年と見るか、まだ48年と見るか…によってもイメージは変わってくるかもしれない。
地下街の雰囲気は、やはり“昭和”で、この時代らしい無機質さは感じるが、見慣れているせいか、これはこれでどこか落ち着く感じはする。
こうした建物の取り壊しや保存には、いろいろと意見はあるが、こうした地下街のほうは、取り沙汰されることがあまりないような気もするが、同様に検討してもらってもいいんじゃないかと思う。