6660 企画展「上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―」
かなり久しぶりに、山種美術館へ行った。
企画展「上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―」を鑑賞。
日本画というと、なんとなく、のっぺりとして、平板な印象を持ってしまう。
しかし、今回あらためて、間近で見てみると、実は非常に細密な濃淡があって、それが奥行きを感じさせるんだ…と思った。
そして、日本画に描かれる美人画は、どこか凛とした雰囲気を感じるものがある。
興味深かったのは、おそらく、上村松園のコメントだと思うが、眉の描き方がとても大事で、だらしない感じになるか、侍のようになってしまうか、どちらにしても台無しになってしまうとあって、なるほどと思った。
すべて撮影不可だったが、唯一1枚だけ撮影可だった。
ちょっと珍しかったのは、その唯一撮影可能な1枚が、ずらっと並ぶ展示されているうちの1枚だったということだ。
ふつうは、展示の一番最後とか、他の絵が映り込まないような場所に置かれるるものだ。
だから、唐突に「撮影可」という感じでちょっとびっくりした。
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