[社会の窓]琵琶湖疏水
昨日、以前から気になっていた、琵琶湖疏水の関連施設を見学してきた。
明治の初期にこれほどまでの土木工事を実現させたことに驚いた。
しかも、この大工事を担当したが、田辺朔郎という弱冠21歳の若者だったというのだから、もっと驚きだ。
工部大学校(現在の東京大学工学部)卒業と同時に京都府に採用されたという。
南禅寺の景観に配慮して彼が設計したといわれる水路閣は、すっかり風景の一部に溶け込んで、京都が舞台のドラマでは欠かせない場所になっている。
水運が終了したことで蹴上インクラインは廃止となったが、日本初の水力発電所となった蹴上発電所は現在でも同じ場所で稼働しているそうだ。
田辺朔郎の果たした役割の大きさを知る。