6348 エステの価格戦略
電車に乗ると、車窓はもちろん広告もよく見る。
別に自分に関わりのない広告も、気になって見ることはあるのだが、またエステの広告が気になってしまった。
以前も気になって取り上げたことがあったが、今回も別に気になることが出てきた。
それは、そこに掲げられている金額のことだ。
極端に安いということ自体は、初回の敷居をできるだけ下げて取り込もうという考え方の現れだと理解しているが、気になったのは、もともと異常な安さに、さらに半額という価格設定のことだった。
「500円」という値段の上に「今だけ半額」と書かれているのだ。
半額にしない1000円だって安いと思うのだけど、半額ということに意味があるのだろうか?
さらに、半額キャンペーンと銘打ったところに至っては、もともと「100円」のところ「50円」となっていた。
半額とはいえ、ほとんど誤差みたいな金額の差になっているが、これでも意味があるのだろう。
自分に実感がないためによくわからないが、おそらく、やってみようかどうしようか…と迷っている人にしてみたら、大事なのは、金額の大きさよりも「半額」というきっかけなのかもしれない。
とても興味深い世界だ。