6203 どちらが先とは言い切れない

航空,街歩き

これは…
これは…

昨日は、自転車シェアリングを使って埼玉県立近代美術館に向かったのだが、その途中見つけたのは…

これは…

あのロゴに酷似している…
あのロゴに酷似している…

どう見ても、ある航空会社のロゴ…

これは、クリーニング店の真似だろう!…と思ってしまったのだが、おじゃこが言うには、そう決めつけるのはおかしい…と。

たしかに、それはそうかもしれない。

このクリーニング店を調べてみると…その本店が、今年営業を終了してしまっていたのだった。

永らく皆様にご愛顧いただいておりましたが、5月末を持ちまして、つるやクリーニング本店88年の歴史に幕を閉じます。

つるやクリーニングは最初、昭和7年(1932年)に個人店として生まれました。その後直営・フランチャイズ店の展開を拡げ、昭和から平成、令和の3つの時代を通過してまいりました。

歴史は古く、なんと創業は88年前だったのだ。もう一方はどうか?

登場時のJALのロゴ
登場時のJALのロゴ

こちらの会社設立は、1951年(昭和26年)だから、20年近くも後なのだ。

さらに、このロゴの登場は、ずっと遅れて、1959年(昭和34年)だ。

もっと言うと…

家紋が由来
家紋が由来

そもそもこのロゴの元は、古来から存在する家紋であって、そもそも完全なオリジナルというわけでもなかったのだ。

実際JALでロゴとして採用される前には、家紋をモチーフとしたデザインを施したノベルティが提供されるなどしていた時期もあったようだ。

明らかに不勉強だったが、こうなると、このクリーニング店が真似したとも言い切れなくなるわけで、思い込みはよくないと思い知った気がする。

登場までの経緯については、こちらの資料に詳しい。

Posted by ろん