5853 通院
通院というものは、とにかく時間が掛かるものだ。
1時間が過ぎ、2時間が経過…。
需要が多いのだから仕方がないのだろうけど、やっぱりなんとかならないものか…なんて思ってしまう。
ふだんの生活で、長時間“ひたすら待つ”というということはあまりないから、ちょっと落ち着かなくなってくる。
途中、検査などが挟まっているから、それがちょっとした“気分転換”にはなるけど、さらに、3時間、4時間と経つと、時間はもちろん、いま自分がどこにいるんだっけ…なんて、ふと思ってしまうほど、感覚が麻痺してくる。
この時間、ふだんだったら仕事だったり、出掛けるなどしているわけで、こうしてずっと身動きが取れない状況にいると、社会から隔絶されてる感覚を覚える。
当たり前だが、何より優先すべきは、自分自身の健康だといやと言うほど思い知らされた時間だった。
ただ自分にできることが限られる問題だと、思い知らされるだけで、何ができるわけでもなく、それがストレスとなってしまうのがつらい。