えきたの(アート編)/伊藤 博康

■鉄道,龍的図書館

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えきたの 駅を楽しむ〈アート編〉
伊藤 博康
創元社 2017-12-20

by G-Tools , 2018/07/06

鉄道で出掛けるときには、絶対に利用することになる駅。

旅先では駅が、出発点であるとともに、重要なよりどころとなるが、最近では、駅そのものを目的地にもなりうる、興味深い駅も増えてきた。

いわゆる「エキナカ」の商業施設などは身近な例かもしれない。

(けど、鉄道趣味的には、ちょっと違うかな…)

本書のタイトル「えきたの」は、「駅を楽しむ」を略したもの。

日本には、いま約9000もの駅や路面電車の電停があるそうだ。

これだけの数あると、当然、さまざまな個性を持つ駅もあるわけで、本書では、それらのなかから選りすぐりの駅を、6つの章に分けて紹介する。

キャラクターのいる駅
駅のアート
駅の車両たち
印象派の駅
建築美の駅
伝統的建造物の駅

こういった内容になると、自分がどれだけ行ったことがあるんだろう?…ということに興味が湧いてくる。

ざっと挙げてみたら、特定の章に偏っていることがわかった。

駅のアート
旧新橋駅停車場、片瀬江ノ島駅、稚内駅港町駅柴又駅

印象派の駅
東成田駅国道駅京都駅大阪駅旧万世橋駅

建築美の駅
浅草駅東京駅梅田〜心斎橋土合駅藤沢駅、旧稚内桟橋駅

無意識のうちに、自分にとって関心の高いジャンルを選んでいたみたいで、面白かった。

Posted by ろん