5436 不安になる芸術鑑賞
21_21 DESIGN SIGHTで始まった企画展を鑑賞しに、東京ミッドタウンに向かう、
着くと、東京ミッドタウン・デザインハブで、昨年も見た「日本のグラフィックデザイン」展をやっていたことに気付き、こちらを鑑賞することにした。
昨年は、なかなか興味深かった作品が多かったので、今年も…と期待したものの、なぜか、ピンとくる作品がなく、ちょっと残念な感じだった。
もちろん、当然ながら、個人差があるので、あくまでも自分の印象ではあるが、今回はおじゃこも同意見だった。
何点か気になる作品はあったが、全体的な傾向として、何か訴えかけてくるものが少なかったというか、そうしたデザインとした”必然性”みたいなものを感じにくく、ともすると、独りよがりにも感じてしまうこともあった。
パッっとすぐわかる作品は、やっぱり安心してしまう。
これはあくまでも、僕個人の意見。
結局、ざっと見ただけで、会場を後にすることになった。
今日は鑑賞する時間がないかも…と思っていた21_21 DESIGN SIGHTへ向かった。
「AUDIO ARCHITECTURE : 音のアーキテクチャ展」ということで、これまでにないジャンルだったから、いったいどんな内容だろう…と思いつつ、館内へ…。
企画展開催前の記事にはこういったことが書かれてたので…
私たちが普段なにげなく親しんでいる音楽は、音色や音域、音量、リズムといった要素によって緻密にデザインされた構築物(アーキテクチャ)であると言えます。しかし日常の中でその成り立ちや構造について特別に意識する機会は少ないのではないでしょうか。
ふだんの何気ない音楽と日常とのかかわりみたいなことを感じさせるテーマかな?…と思ったのだけど…。
もともと音楽に対する関心があまりなく、知識も皆無に近いこともあって、Cornelius(コーネリアス)の小山田圭吾が書き下ろした新曲…と言われても、あまりピンと来なかった。
また、この曲に合わせて、気鋭の作家たちがそれぞれに解釈した映像作品も、いったい何を伝えたいのだろうと思ってしまうものも多かった。
メインステージ?の反対側では、そうした動画の解説らしき紹介があったが、解説の文字は小さく、内容は難解で、付いていくのが難しい作品が多かった。
芸術は、受け止める側がどういう解釈をしてもいいものだと思うけど、全然伝わってこないというのは、どうしたものだろう?…とちょっと不安になってくる。
何度も言うとおり、これはあくまで僕個人の意見。