5171 銀座で2つのギャラリーを”はしご”する
銀座へやってきた。
歩いてる途中、おじゃこが、ちょっと寄ってみたいということだったので、銀座メゾンエルメスのギャラリーに行ってみた。
ここにエルメスがあったのは、かろうじて知っていたが、ギャラリーの存在は知らなかった。
自動扉ではなく、入口を店員に開けてもらうのは、どうも恐縮してしまう。
開催していたのは、「水の三部作 2」アブラハム・クルズヴィエイガス展…というもので、メキシコを拠点とするアーチスト、アブラハム・クルズヴィエイガスが、彼の視点で、東京を「変換」するのだという。
だから、必ずしも理解できるとは限らないし、きっと理解しなくてもいいのだ…。
こういった物の見方があるのだ…とわかれば。
さまざまな素材や、なかには、おなじみ?の、中銀カプセルタワービルまで出てきて、ふと立ち寄った展覧会にしては、けっこう面白かった。
それでも、わざわざ向かったのは、松屋店内にある、デザインギャラリー1953での、企画展「プロダクトの絶滅危惧種|琺瑯」を鑑賞するため。
わけあって、ここ最近、琺瑯というものが気になっていたので、自分にとっては、とてもタイムリーな企画展だった。
琺瑯の鍋や釜は、私たちのキッチンで大活躍し、主婦たちの憧れと言っても過言ではないほど、大いに持てはやされた時代がありました。昨今では、さまざまな調理器具に押され、その存在価値が見えにくくなってきています。本企画では、「琺瑯」という手法、それによって生まれたプロダクツを紹介してゆきます。
初めて訪れるところだから、軽く迷ったが、到着してみると、想像以上にこぢんまりとした展示で、拍子抜けしてしまった。
琺瑯作りは非常に手間がかかるようだ。あまり細かな説明はなかったが、琺瑯のやかんが作られるまでのプロセスの展示から、それがよく伝わってきた。