1266 今日もぐるっとパス2004で。(3)

博物館・展覧会,旅行・見学・イベント

 今日は所用があって内幸町へ。時間が中途半端だったので、まず大倉集古館に行くことにした。さらに途中でNHK放送博物館というのを見つけたので、寄ってみることにした。 


ちょっと疲れる…

 入口の看板からすぐだと思ったら、木々に囲まれた山の急な坂道を登っていく感じになっていた。これが愛宕山なのだろう。鉄道唱歌にも歌われ、日本初の放送発祥の地ということでも聞いたことがある。でも地図で見ると、こんな山になっているように書かれていないのが不思議(たまたま見ていた地図がそうだっただけかもしれないけれど)。山を登り切るとちょっとした広場になっていて、その奥に放送博物館があった。入場無料なのがありがたい。無料ということで、当然ぐるっとパスには含まれていない。来訪客は多くなく、ゆっくり見られたのも嬉しい。放送の歴史が実物の史料とともに解説されている。また放送の仕組みや効果音の作り方、紅白歌合戦の舞台裏など、見どころが少なくない。


ダミー

振り返ると愛宕神社

ニュースを読む…


 予想外の寄り道でちょっと遅くなってしまった。

今日訪問した施設
大倉集古館
出光美術館

 次に、もともと行こうとしていた大倉集古館へ。とにかく今日は暑いので、大した距離ではなくても、ちょっとした坂道でも身体には堪える。このあたりは今まであまり縁のない場所で歩くのは初めて。数分程度でホテルオークラへ。大倉集古館はホテルオークラの敷地内にある。建物自体が凝った造りになっているなと思ったら、やはり文化財に指定されているらしい。また解説によると日本初の私立美術館であるとのこと。今回の企画展示は「ムズカシイ」というイメージされがちな仏教美術を、これまでと違った見方で解説してくれるというもので、修復の様子などあまり美術館では紹介されていない一面を見ることができた。解説の文章も軽く砕けた感じで読みやすく、今回の展示目的は達成されているんじゃないかと思った。

 所用のあと、続いて、有楽町にある出光美術館に行く。美術館は、帝国劇場の9階にある。来訪客の年齢層がやけに高い感じがするのは、帝国劇場見物のついでというのもあるのかもしれない。今回の展示は、出光興産の創業者出光佐三が集めに集めた美術品を、彼の蒐集家(しゅうしゅうか)としての歴史と合わせて見ていくというもので、出光美術館の入門編といった内容。初めての訪問にふさわしくて、楽しむことができた。ただ閉館間際だったということもあって、少し慌ただしかった。

 まだ明るかったので、大手町駅まで歩くことにした。丸の内を通り過ぎようとしたところで、インテルのイベントを見かける。あまりに人が少なく、受付の人たちがやけに明るく振る舞っていたので入りにくかったが、思い切って入ってみた。インターネットはもちろんコンピュータを使ってその場でさまざまな体験ができるというイベントのよう。ゆったりとしたスペースに腰を下ろすと、無料でコーヒーをいただけるという(アンケートに答えるという作業と引き替えだが)、まぁなんとも至れり尽くせりといった感じだった。ちなみにこのイベント、8月5日までらしい。

Posted by ろん