4678 南東北縦断(その4~気仙沼線BRT気仙沼駅まで)

旅行・見学・イベント

ここから石巻線へ乗り換え。

石巻駅 16:29 発
 石巻線 普通 小牛田行き
石巻駅から…
ここからは石巻線へ

平坦な区間を行く列車は内陸の方に向かって進む。

周囲は比較的平坦な土地が広がる。

20分足らずで乗り換えのために下車。

~ 前谷地 着 16:47

気仙沼線の始発駅なのだけど、とても小さな駅で、ここが乗換駅だという感じがしない。

前谷地駅 石巻線前谷地駅

気仙沼線は走ってはいるけど、途中の柳津駅までで、そこから先は不通区間となっているため、石巻線前谷地駅から気仙沼駅まで、代行のバスが運行されている。

BRT(Bus Rapid Transit)と呼ばれ、これまで乗ってきた代行バスとは区別されている。

前谷地駅 16:56 発
 気仙沼線BRT 普通 気仙沼行き
気仙沼線BRT 前谷地駅 ここから気仙沼まではバスの旅

BRTとは言っても、車内はごく普通の路線バスそのもの。
乗客はわずか… 普通の路線バスと変わらない…

周囲は真っ暗で、タブレットの地図でチェックしていかないと、一体どこを走っているのだか、さっぱりわからなかった。
だんだんと暗くなり… 夜になった…

かなりの区間乗ってきた客が下車ずっと乗ってきた客が、下車。

乗客は増えたり減ったりしつつも、基本は数名程度。

ずっと、一般道を走っていたが、気付いたときには、かつて気仙沼線の線路が敷かれてあった場所をバス専用道に作り替えた区間を走っていた。

単線だった線路を道路にしただけなので、当然バス1台分の幅しかなく、ところどころで、鉄道と同じように、行き違いできるような場所を設け、そこには信号が設置されている。

かつて気仙沼線が走っていた線路敷 トンネルも単線分の幅しかない

南三陸の旧防災庁舎が照らされていた志津川駅(停留所)を出ると、真っ暗の中に、煌々と明かりに照らされている建物があった。

これが南三陸の旧防災庁舎だった。

テレビでの生中継のためにライトアップをしているようだ。

最後は、乗客2人(自分を含めて)ところどころで、乗り降りはあったものの、ついには乗客は自分を含めて、2名になってしまった。

トイレのない路線バスで、2時間半というのは、ちょっと厳しかった。

ちょっと不安になったけど、なんとか気仙沼に到着できた。

~ 気仙沼 着 19:27
ようやく気仙沼に到着 気仙沼駅

ピカチュウがお出迎えようやく着いた気仙沼駅。

人通りも少なく、なんだか、薄暗い感じ。

幹線道路沿い のせいか、手前の南気仙沼駅あたりの方が、賑やかで活気がある雰囲気だったから、よけいそのギャップを感じたのかもしれない。

今日宿泊する宿にいったんチェックインして、ふたたび、市内へ夕食をいただきにやってくることにした。

やってきたのは、気仙沼の復興商店街。 時間が遅めのせいか、あまり人通りはない。

あさひ鮨というお店へ。
気仙沼復興商店街…南町紫市場 気仙沼あさひ鮨

これはありがたかったホテルのプランが、指定されたお店に限り、3000円分の 食事券がつくというものを利用したのがきっかけで、この店を知った。

カウンターに座り、板前さん?寿司職人さん?と、いろいろなお話しをさせてもらう。

5年前はこのあたりは壊滅状態だったことから、明日、是非行った方がいい…というおすすめの場所とか…。

板前さんといろいろお話をさせてもらった 店内はサインでいパイだった

お寿司をいただきます
今回お寿司をいただいたのだけど、気仙沼らしいネタとして…

ふかひれの錦糸軍艦。

本当はふかひれ姿にぎりを食べたかったのだけど、工場が被災していて用意できないのだという。
ふかひれ錦糸軍艦

お酒を飲まないから、3000円分というと、けっこう余裕がある。

さらにおすすめをお願いしたところ、気仙沼の穴子とマグロのトロを出してくれた。

マグロのトロはいうまでもなく美味しかったが、気仙沼の穴子は、いままで食べたことのないような肉厚さで、ビックリ。

食べ応えとうまみのある穴子だった。

店を出ると、目の前のお店で、こんなキャンドルが並べられていた。

5年前の今日…気仙沼は津波とその後発生した火災で想像を絶する状態になっていたということを、ここでまた思い出す。

5年前の今日は…

Posted by ろん