4409 なるほど!ザ・ワールド
愛川欽也が亡くなった。
最近の人だったら、あなたの街の宣伝部長として20年続いた「出没!アド街ック天国」を思い出すだろうが、僕と同じ世代だと、より印象的に覚えているのは、なんといっても、「なるほど!ザ・ワールド」だろう。
1981年から1996年まで放送されたクイズ番組だ。 〇〇の祭典」…みたいに、特番でも放送されていた。
先日、当時リポーターで活躍した益田由美アナウンサーが定年退職をしたというニュースも記憶に新しい。
なるほど!ザ・ワールドは、毎週、ほぼ必ず見ていたように記憶している。
この番組を通して、海外に思いを馳せることもあったこともあったが、番組の吹き替えみたいに、みんな日本語で話してくれるわけではないもんなぁ…とも思っていた。
そんな、当時のことを思い返して、気になっていたことを、ざっと挙げてみる。
- 旭化成という会社の存在はこの番組で知った
- 当時富久娘酒造が旭化成の一部門であったこと
- キンキンが、特に女性を下の名前で呼び、やたら馴れ馴れしかったこと
- 「はい!消えた!」でテーブルを叩くと自動消灯すると思い込んでいた
- 「恋人選び」でキンキンがいう「オーラス」の意味が分からなかった
いまでは、オーラスは、All last の意味で、恋人選びが最後の問題というつもりだったことは、想像できるが、あらためて、オーラスを調べてみるて、驚いた。
番組のオープニングテーマ曲も、かなり印象的で、脳内でしっかりと再生される。
あの曲を聴くと、番組の雰囲気が鮮やかに再生される。
曲と言えば、エンディングで、トルコのバグパイプで演奏した曲が使われていたのを思い出す。
具体的にどんな曲だったのか…と調べてみると、同じように気にしていた人がいるようで、すぐにわかった。
トルコの軍隊行進曲「ジェッディン・デデン」というものだった。
聴いてみると…
あぁ…これこれ…
…と思いつつ、ふと所ジョージが頭の中に出てきて、別の曲を思い出した。
♪ め~い~じ、とかちっち、スライスチーズ…
なるほど、原曲は同じなんだ…。
20年も30年も前なのに、ここまでいろいろな思いを馳せることのできるテレビ番組もすごいし、印象に残っている司会者もすごいと思う。
ご冥福をお祈りします。