4198 「すごいでしょ?」と言っちゃう人
ある人と話をしているとき、気になる言葉がある。
それは、その人自身の、これまでの行動やその結果に対して、
「すごいでしょ?」
と言って、評価を求めてくることだ。
もっとも、この人の言うことは、事実、すごいとは思うことは多い。
でも、自慢されると粗探ししたくなる、
そもそも、そう思えないことだって少なからずある。
性格や価値観の違いもあるから、全部が全部同意できるわけがないのだ。
そういった意味では、こういうことを言ってしまう人の性格によるものだから、決して批判するというものではないし、それはそれとして認める。
けれど、僕が思うのは、もったいないな…ということだ。
すごいかどうかは、他人が決めるもので、それをすごいでしょ?と、聞いた時点で、その行為や作品は、進化や成長を止めてしまうと思うのだ。
ふつう、「すごいでしょ?」と言われて、否定する人は、なかなかいない。
否定するためには、すごくないということを、説明することになって面倒なので、とりあえず「すごい」と同調おくのが無難だからだ。
仮に自慢したくても、そこは焦らずぐっと我慢。
実際に大したことがないというのであれば、相手は気兼ねなく評価してくれるだろう。
「すごいでしょ?」と自ら言って、聞く側にバイアスを掛けてしまうデメリットはあまりにも大きい。
なお、記事は、多少デフォルメしたものの、分かる人には分かってしまう恐れは否定できません。仮に特定できそうでも、特定しないようお願いします。