4082 皇居で人の波に呑まれる
昨年末、天皇陛下が80歳の傘寿を迎えたことを記念して、ふだんは通行できない皇居南東側の坂下門から北東側の乾(いぬい)門までの一般公開が、昨日から8日まで行われることになった。
初日の昨日は、平日にもかかわらず、あまりの混雑のため、15時まで公開予定が13時半に入場を打ち切ったという。
そんな状態だから、今日も混雑はしているだろうと思ったら、予想以上だった。
まず、地下鉄の出口から外に出ようとする時点で、ふだんではあり得ないほどの人が歩いていたし、皇居に向かう道を歩いているだけで、人の数はどんどん増えているようだった。
ちょっと困ったのは、どこが入口か分からなかったということだ。
最初は行けば分かると思ったのだけど、あまりの人の数で、どこが最後尾で、どこに並んだらいいのか全然分からなかった。
とりあえず、前の人に付いていって、行列に並ぶ。
わずかずつ前に進むが、その進み方は極めて遅い。
どうやら、道路の反対側にも行列ができつつあって、信号が変わるたびに、前方の行列に割り込むように流れてくるようだ。
だから、なかなかこちらの行列が前に進まないのだ。
当然ながら、皇居の入口は遙か彼方。
その遙か彼方にも、長い行列が霞んで見える。