4177 コペンハーゲン半日観光(北欧2014・8日目)
いよいよ、旅行最終日。 昼過ぎには、空港に向かわねばならないため、今日は午前中だけの観光となる。
日曜日ということで、コペンハーゲンの多くの店がお休み。
そこで、運河クルーズで、コペンハーゲンの街を眺めてみることにした。
今回利用しているコペンハーゲンカードで乗船できる運河クルーズ船は、出発場所が限られているので、注意が必要。

時刻表には10時出港と書かれていたが、10数分送れて船が到着。
これまで歩いてきて見たことのある建物以外で気になったのは、やはり海に浮かぶ船だった。
海との接点が近いせいか、海にやたらと人の姿が見える。
小さな船の上に、家みたいなのを建てて、そこで朝食を取っている人がいたり…
ゴムボートを一生懸命漕いでる旦那と、ゆったり寝そべっている妻の、ほほえましい?光景など…。
東京港では、まず見られない光景に驚く。
船艦や潜水艦などが置かれていて、展示施設?なのかな?と思ったが、確認できなかった。


コペンハーゲンで最も有名な像のひとつである、人魚像。
ものすごい人気で、バスで観光客が押し寄せる。海から見るとこんな感じだった。これはちょっとひどい…。
世界最大の海運コングロマリットである「マースク」の本社がこのビルにあるという。
日本でも、ときどき、青地に白い星と、MAERSK のロゴを見掛けるが、この本社だ。

プライベートのヨットやボートがたくさん。水上バスが行き交ったり、海は活気がある。

本当は、もっと建物の紹介をしたかったのだけど、あまりに写真の枚数が増えすぎてしまうので、それ以外で気になったことを紹介した。
最後にくぐった橋の下は、幅にまったく余裕がなく、せいぜい10cm程度しか隙間のないところをかなりスムーズに進んでいった。

運河クルーズ船の発着場から、すぐのところに、クリスチャンスボー宮殿がある。
現在は、デンマーク王室および政府の迎賓館、国会議事堂などの施設として使われている。

ここでも重厚な装飾は見られるが、一昨日見たローゼンボー宮殿と比べると、多少あっさりしている感はある。
2度の火災に見舞われているせいだろうか?

ちゃんと解説を読んでみたいのだけど、英語表記はどうしても時間が掛かるので、どうしても、斜め読みするしかない。
もともと、運河クルーズを終えてからの予定を、特に決めないまま、たまたまクリスチャンスボーにやってきてしまったので、もともと時間の余裕がない状態だった。
残念だけど時間切れで、宮殿をあとにする。

預けていた荷物を受け取りに、いったん宿に戻り、コペンハーゲン中央駅に向かう。
デンマーク国鉄の列車なら、ここから15分弱で空港に行くことができるから、楽ちんだ。
しかし…
空港を経由する列車を確認してみると、出発予定時刻が軒並み遅れている。
おかしいなと思っていたら、放送があった。 「エストー (S-tog) の9番線または10番線」に行けという。
エストーは、コペンハーゲンの近距離通勤電車で、デンマーク国鉄の列車が東京でいうところの東海道本線とすれば、エストーが京浜東北線に相当する。
で9番10番線を発着するエストーは、空港方面には行かない。
実際、大きなスーツケースを持った人たちが、10番線から発車しようとしている列車の運転士に、「空港に行くか?」と尋ねるが、「この列車は空港に行かない」と答える。

そりゃそうだ。
正解は、この9番10番線を発車するエストーに乗り、途中、ノアポート駅(Norreport Statio)で、地下鉄()メトロ)に乗り換える。
最初、国鉄のホームは、スーツケースを持った人たちでごった返していたが、少しずつエスtーで乗り換えるという情報が伝わってくると、9番10番線に人が集まりはじめた。
ノアポートで地下鉄(メトロ)に乗り換えると、空港に向かう旅行者が、ラッシュ並みに乗車していた。

多客の状態での自動運転のためか、1駅着くごとに、停車時間が微妙に伸びる。
諸手続きなど、戸惑っていたら、あっという間に出発時間。
かなりあわただしく北欧を後にした。
