4109 修善寺虹の郷
有給休暇を取って、伊豆に行ってくることにした。
本当は鉄道で行きたいところだけど、行動の自由度を考えると、どうしても車のほうが便利…ってことになってしまう。
仕方なくレンタカーを借りた。東名高速を走るなんていつ以来だろう? 富士山やサービスエリアでテレビのバラエティ番組とのコラボなど、“出掛けてる感”が出てきた。
実は、今回出掛ける目的となる場所には明日行く…ということしか決めて折らず、今日の予定は決まっていなかった。
せっかく伊豆に向かうのだから…と、向かった先が、修善寺虹の郷というところ。
イギリスやカナダなどの雰囲気を持たせた施設や庭園などが合わさった、いわゆるテーマパークだ。
エントランスを入ると、まずはイギリス村となる。
最もイギリスがどういうところなのか?よく分かっていないので、軒先に飾られたユニオンジャックの旗や、店内で売られていたイギリスっぽい商品によって、あぁイギリスなんだな…と思う感じ。
きかんしゃトーマスもたしかにイギリス…あれ、なぜ、ソチオリンピックグッズが…買う人いるのかな…?
絶好の行楽日和だが、平日だからか、お客さんの姿はかなり少なく、全体的に年齢層も高い。
園内は地形をそのまま生かしていることもあって、高低差がある。
ちょっと山を登ったあたりに、“匠の村”がある。
岐阜県揖斐川の上流、ダム建設によって水没することになった旧徳山村より、9軒の建物が移築されている。
ここでは伝統工芸の体験や商品の販売などがおこなれていた。
ここの一番の売りは、季節ごとの花が楽しめるところ。季節が合わないと、少し残念な感じだが、緑はきれい。
いまの時期、もっとも華やかなのは、シャクナゲだ。シャクナゲという花の名前は聞いたことはあっても、しっかりと見たのは初めてだと思う。
花は大ぶりで、それほど背丈の高くない木の、上から下まで全体に花が咲いているので、圧倒される感じ。
1つのつぼみから、複数の花が咲くなんていうのは、かなり特徴的。しかも、種類によってはこういう咲き方をしていないのもあって、よくわからない。
シャクナゲで気になったのは、花が落ちたところ…というのも、ソメイヨシノのように花びらがヒラヒラと散るのではなく、大きな花が丸ごと、ボトッと落ちている。
これはこれで綺麗なんだけど、なんとなく繊細さに欠けるというか、大味感がある。
シャクナゲの森を過ぎると、洋風の庭園が見えてくる。そして、踏切を越えると、カナダ村に着く。
カナダ村は、伊豆市の姉妹都市であるカナダのネルソン市をイメージしていて作られているという。
この村の玄関口として、ロムニー鉄道のネルソン駅がある。
ここから、イギリス村へSLで向かうことにする。