6291 中央図書館がオープンしたけど…
板橋区立中央図書館は、以前東武東上線のときわ台駅近くになったが、敷地の狭さや老朽化もあって、隣駅の上板橋駅近くに移転した。
先日オープンしたと聞いて、久しぶりに行ってみた。
さすがオープンしたばかりということで、そこそこの“密状態”となっていたが、比較的静かに過ごす場所だけに、感染についてはそれほど心配はいらないのかもしれない。
1階には、いたばしボローニャ絵本館が併設されて、世界の絵本を閲覧できる。
珍しい絵本がたくさんあって、子どもだけでなく、むしろ大人が楽しめそうだ。
2階、3階は、開架式の書庫と閲覧室になっている。
感染対策として、おそらく席を間引いていることもあって、閲覧席は少なめで、空いてる席はなかった。
で、実際に座っている人を見ると、かなりの割合で、図書館の本はなくて、自分の勉強のために使っている感じだった。
こうした光景はどの図書館でもあるが、図書館の利用の仕方としてはどうなんだろう…といつも思う。
図書館の所蔵する本を見るためというのが本来の目的と考えると、目的外の使用ともみなせるが、こうした勉強の使用ということについては実際のところはどうなのだろう?
図書館にある本を読みたい人が割を食うというのは解せないけど、図書館で勉強するというのも図書館としての目的だとすれば致し方ない。
こうしていつもモヤモヤした感じになるので、図書館としてポリシーを明確にしてほしいと思った。