3889 国立競技場を見学

建築・都市

来年取り壊しが決定している国立競技場・・・正しくは、国立霞ヶ丘陸上競技場。

ここには、日本唯一のスポーツの総合博物館の秩父宮記念スポーツ博物館がある。

以前も来たことがあるが、この博物館が主催して国立競技場の見学ツアーが実施されているのを知った。

1日3回、各20名程度限定で見学ができる。ただ平日のみというのがネックだったが、なんとか時間をやりくりして、会社を早退することにして、参加を申し込んだ。

昨日、突然、主催者から電話があった。何事かと思ったら、なんと、撮影があるため、見学の目玉とも言える、聖火台の見学やグラウンドに出られないという。

それじゃ、せっかく休むのに意味がない・・・とは思ったが、もう休むと決めたし、せっかくだから・・・と行ってみることにした。

10分ほど前に到着すると、すでに今回の見学に参加する人たちがけっこう集まっていた。

15時30分。係りの女性の案内が始まる。

冒頭、撮影が完了したため、聖火台やグラウンドの見学が可能という嬉しい知らせ!があった。

まずは、簡単に博物館の展示の紹介があり、その後、屋外に出る。

階段を上がり、いよいよ競技場内へ。

前に遮るものがなく、すごい開放感!

上も遮るものがないから、太陽の光をまともに受けて、暑い!

それでも、ぜひ間近で見たいと思っていた、聖火台が遠くに見えて、気持ちが高ぶってくる。

聖火台の真下まで来て、そこから一気に階段を上がる。

博物館へ来て知ったのだけど、聖火台の位置は、東京オリンピック当時とは違うらしい。たしかに当時の写真の位置とは異なるし、客席の隙間を聖火ランナーが走るのはちょっと違和感がある。

つまりモニュメント扱いになっているのだ。

整然と並ぶ人のいない客席を見ると、ある種のアート作品のように思えてくる。

スタジアムを振り返れば、明治神宮外苑の聖徳記念絵画館やうっすら東京スカイツリーも見える。残念ながら見つけることができなかったけど。

ときおり流れる風が、心地よい。

聖火台をあとにして、スタジアムを半周、メインスタンドに向かう。

皇族などが座るロイヤルボックスをちょっと眺めてから、貴賓室へ。

貴賓室には、国立競技場を使ってコンサートツアーをするアーティストも利用するらしい。

若い女の子が妙に色めき立っているのが不思議だったが、ここを、アイドルグループの嵐が使用したということで、“聖地巡礼”にやってきたようだ。

係の人が、嵐のファンの方はどれくらいいらっしゃいますか?と尋ねると三分の一くらいが手を挙げたていた。

ご自由に座って…というので座ってみると、椅子がふかふかで、想像以上に座りやすかった。

きっと高いんだろうなぁ…というつまらない感想。

選手達がアップに使う屋内練習場へ。

ちょっと薄暗い。

グラウンドから入る光が、これから戦いを挑む者にとって、テンションを上げてくれそうな気がした。

続いて、当然?、選手達しか入ることのできない更衣室やシャワー室へ。

これまた女性の見学者が、妙なテンションになっていたのが印象的だった。

グラウンドへ出る。

数万人の人に囲まれてプレーする気持ちは、ちょっと想像つかない。

とにかく広い!

地面に目を向けると天然芝がとても美しく、丁寧に整備されているのがよくわかる。

メインスタンドから、相撲の神「野見宿禰」とギリシャ神話の女神「ニケ」がグラウンドを見守っている。

スタジアムの外に出る。

東京オリンピック優勝者銘板を見学。その下には、北村西望の彫像が置かれていた。

その後ろに、オリンピック開催地決定まであと29日と表示していた。

最後、博物館に戻る途中で、なにやらみんな写真を撮っている場所があった。

何だろう?と近寄ってみると、今後のスタジアムの使用予定に、嵐のコンサートが書かれてる掲示だった。すごいな、嵐ファン…。

無事、ひととおり見学することができて、大満足。

新たに作られる国立競技場は、全天候型の屋根付きになるが、こうした開放感はなくなってしまうんだろうなぁ…。

きっとスタジアムの内部に入るのは、今回が最初で最後になるだろうが、いい思い出になった。

2020年のオリンピック開催地決定まであと1ヶ月を切った。

生まれ変わった国立競技場で開催されることになるのか、当事者でないのに、妙に気になってきた。

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Posted by ろん