3474 自転車でビックリと謎(大袈裟)
知らないうちに、世の中の常識が変わっていることは、きっといくらでもあるのだろうが、変化は無意識のうちに起きているから、気付かないことばかりだと思う。
急にそんなことを思ったのは、自転車にある“異変”が起きていたことに、ふと気がついたからだった。
まぁ、異変というのは大袈裟かもしれないけど、「あれ!?」と思ったことだ。
それは、自転車の錠(鍵)のことだ。
たいていの自転車に付いているのは、後輪に馬蹄形をした錠だ。
しかし、ひと昔前は、ほとんどの自転車が、前輪に付けた箱型の錠であったはずだ。
気になって、駐輪場の自転車をざっと眺めてみたが、箱型錠を見つけることができなかった。
ちょっと調べてみたら、2009年(平成21年)6月20日に、箱型錠はJIS規格から除外されていたのだ。
だから、世の中には、箱型錠が消えていたのか…
とも思ったら、さらに調べてみると、実は、箱型錠だけに問題があるのではなく、錠を開け方式が、鍵を押し込むタイプ(プレスキー)であることが問題のようなのだ。
JISで認められているのは、シリンダーキー、ディンプルキーといった、鍵を回転させて開けるタイプ。
で、僕の自転車の錠を見てみると、JIS規格から除外されている、プレスキー(馬蹄形)だった。
そうなると、JIS規格から外れているという意味で、プレスキー(馬蹄形型)が残り、箱型だけが消えた理由が、よく分からなくなってくる。
謎だ…。