3423 雪の夜の翌朝
昨夜の雪は、日付が変わる前にはやんでいたが、わずかの時間の間に、けっこう積もった。
もっとも、積もったとは言っても、3cm程度だからそれほど大したことはない。
しかし、これが凍っているとなると話は別。
今回の雪は、この凍結がひどかった。
家から駅までは、細心の注意を払って自転車に乗っていたが、途中で氷に足を取られ、すべる人を何人も見掛けた。
さらにふだんは空いている道路に渋滞ができていた。
バスが連続して渋滞にはまっていた。ふだんの運行間隔ではあり得ない光景だ。
渋滞の先では、坂を上れなかったワゴン車の姿が…。
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空回りする後輪。数人が後ろから車を押しているのに、少しずつ車は滑って坂を下っていく。
少し下がったところで車は止まったが、交差点の真ん中というこの場所が悪い。
渋滞はさらに延びていった。
坂の上から自転車に乗った高校生が降りてきた。
凍結した坂を自転車に乗って降りるというのは、自殺行為に等しく、ずるずると坂を滑っていくワゴン車の手前で、豪快に転倒していた。
綺麗に滑ったせいか痛そうではなかったのがせめてもの救い。
坂を登るのを諦めたワゴン車は、勝手に滑っていく状態を利用して、交差点を脇道に、文字通り滑り込んだ。
おかげで、道路は開放され、少しずつ車や歩行者が前に進むことができるようになった。
僕も含めて、道路の凍結をちょっと甘く見ていた気もする。
気をつけよう。