3422 出版中止に思う
先日、本屋に行ったら、こんな掲示を見掛けた。
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浅田真央初のエッセーが出版中止になったということは、先日報道されていたとおりだ。
もっとも、僕が関心があるのは、本の内容というよりも、発売直前に中止となった経緯についてだ。
来月8日に発売予定だったというから、ほほ完成していたはずで、その段階での出版中止は、相当大きな問題があったのだろう。
彼女のブログでも、
本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、
とあって、出版社とのトラブルの存在を伺わせる。
出版社は、以前も話題になったところだったのも、「さもありなん」と思ってしまうし、もし出版元が、ここでなければ、きっと日の目を見たのではないかという気もする。
噂によれば、宣伝用ポスターでは、亡くなったばかりの母親の言葉を前面に打ち出し、まるで死を“売り”にしているような宣伝手法に、彼女が不信感を持ったようだ。
実際のところは、よく分からないが、状況から見て、まぁ間違いないだろう。
こんな宣伝文句を使わなくても、それなりに売れたのではないかと思うのだが、なぜそうした宣伝手法にこだわったのだろう?
本人が嫌がっていたのであれば、止めればいいだけのことなのに。
そんな簡単なことができなかったのはなぜか?
当事者に、ちょっと聞いてみたい。
まさか、出版中止になるとは、思ってもみなかったということか?