3378 首里城と玉陵を見学

博物館・展覧会

諸般の事情で、沖縄県へ出張することになった。

もともと、今の仕事では、出張することはないはずなのだけど、どういうわけだか、出掛けることになった。

今日は、かなりいい天気で、まるで航空写真を見ているような鮮明さで、飛行機から富士山がよく見えた。

羽田空港を出発して、無事那覇空港に到着。

沖縄は、鉄道で行けない唯一の県ということもあって、訪問は初めて。

飛行機から出た瞬間から、空気が東京と全然違っていたことに気付く。

空港での注意書きが、沖縄に来たことを実感させる。

お昼は、沖縄そばをいただいて、お客様のところへ。

打ち合わせが終わったものの、打ち合わせ時の内容のおさらいや確認作業などをしていたら、かなり遅くなってしまった。

この時間から帰っても、出社はできないことや、訪問先から近くだったということもあって、世界遺産である「首里城」を見学することにした。

僕にとっては、10カ所目の世界遺産訪問となった。

入口のレストハウスを出て、坂を上がっていくと、守礼門が現れる。

思ったより、かなり小さかった。

さらに坂や階段を上がっていく。どれも、どことなく中国風。

入場料800円を支払い、有料展示エリアへ。

これまた、想像よりも小さかったが、これまで見たことのない建物のインパクトは、なかなかのものだ。


模型で見ると、かつてここではこんな感じだったらしい。

そこに、観光客が途絶えた瞬間を見計らって、ダミーを置いてみる。

正殿の内部に足を踏み入れる。一階と二階に、王座が置かれている。

直に座っていたのかどうかは分からないが、あんまり居心地の良さそうな感じはしない。

ここで、いったいどんな政治が行われたのか、興味が出てきた。


頭上には、3つの文字が
掲げられている

首里城には、たくさんの龍がいる。親近感を覚えずにはいられない。

かなりじっくりと見学したのち、正殿と北殿をあとにする。

古い石垣。よく見ると、なにやら金属製のプレートがはめ込まれていた。

ぱっと見た目は、違いは分からなかったが、もともとあった石垣の上に、復元された石垣が積まれているようだった。

ざっと、首里城を見学したので、モノレールに乗って帰ろうと思ったところで、「玉陵」なる見学スポットがあるのを知った。

せっかくなので、見学しに行く。

見れば、世界遺産に指定されてるようだ。

読みは、玉陵…たまりょう…ではなく…

ふりがなを見ると、たまうどぅん…とある。

…たまうどん?

歴代琉球王国の国王が眠っているお墓である。

入場料300円を支払って、中へ。

入口の建物には、埋葬品の展示や玉陵について解説するコーナーがあった。

そこには、謎のゆるキャラみたいな、「たまちゃん」が、案内役を務めていた。

展示施設を見学し終えて、狭い小さな入口を通り抜けると、玉陵の内部へ。

琉球王国歴代の王の墓にしては、かなり小さく質素だと思った。

死後も勢力を誇示しようというお墓が多いなかで、ここのお墓は、そういうこととは無縁のような気がした。


ここにも、シーサーが…

玉陵をあとにして、ようやくモノレールへ…

Posted by ろん