3178 震災5日目
昨日、ほとんど仕事にならなかったことや、会社との往復の大変さなどもあり、会社からも無理して出社しなくてもよいというお達しもあったことから、今日は出社は取りやめた。
ということで、今日は“自宅勤務”となった。
自宅で仕事をすることがないせいか、それとも、報道が気になるせいか、仕事がなかなか手につかなかった。
夕方になり、会社は、出社している人たちに対して、早めに帰宅するよう指示があり、16時半くらいまでには退社させられたようだ。
今日は、福島第一原子力発電所の爆発事故の影響が気になった1日だった。ネットやテレビでも、ずっと大きく取り上げていた。
原発の状況をに関する記者会見で、どこかの記者が、東京電力の社員に食って掛かって、詰問する場面を見掛けた。いらだちがあるのはわかるが、そんなことして何になるのか?と、思ってしまった。 きっとテレビを見ていた人の誰もが思ったことだろう。
で、テレビを見ていたら、ちょっと気になったことが…
今回の地震の呼び名である。
正式名称は、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」というらしいが、長いせいか、ほとんどが通称名で呼ばれているが、マスコミによっていろいろと異なっていることに気付いた。
- ・ 東日本巨大地震 (約 265,000件)
- 読売新聞、テレビ朝日
- ・ 東日本大地震 (約 267,000 件)
- 日本テレビ
- ・ 東北関東大震災 (約 104,000 件)
- NHK
- ・ 東日本大震災 (約 2,350,000 件)
- 産経新聞、フジテレビ、毎日新聞、朝日新聞
- ・ 東北地方太平洋沖地震 (約 5,640,000 件)
- TBS → 今日から?、東日本大震災へ
Googleで名前で検索すると、それぞれそれなりにヒットする。まだ混乱しているのかも。
でも、こういう名称も、できれば統一した方が、なにかと都合がいい気がする。 ただ、NHKを除き、傾向としては「東日本大震災」にまとまりつつある気がする。
テレビといえば、民放では、CMと、通常の番組が再開されたようだ。しかし、CMについては、ACジャパン(旧公共広告機構)提供のCMが多い。こんなに多くのACジャパンのCMがあるのか?と、ちょっと感心?してしまった。
被害が拡大しているなか、通常の番組再開は、個人的には、まだちょっと早い気がした。
また、こうした災害においては、相変わらずのことだが、テレビの報道の仕方には疑問を感じた。
もっとも、気になったのは、番組“キャスター”自身が現地に乗り込んで取材している番組が散見されたということだった。
そもそも、ふだん記者として活動していない、キャスターが取材して、何がわかるというのだろう?
番組のキャスターが取材するということになれば、どうしたって、スケジュールの制約もあるだろうし、記者とは違った扱いになるらざるを得ないだろう。
そうした手間には、当然ながら、コストが掛かっているはず。 そんなコストを掛けるくらいだったら、支援に回せないだろうか?…と思う。
日を追うごとに深刻な被害状況が明らかになっている。そして、被災地で避難している人たちにとっては、さまざまな物資が不足していると伝えられている。そうした惨状を伝えるのは、キャスターじゃなくてもいいはずだ。
ひとりのキャスターをわざわざ連れて行く余裕があるのだったら、わずかでも、支援物資を運んでいって欲しい。
それは、また視察に行きたいと言った、ある人(記事のキャッシュ)にも言えることだ。
僕自身、何か今すぐに、力になりたいが、何もできないもどかしさを感じている。