3133 隅田川七福神(1/2)
いつの間にやら毎年恒例となってしまった、お正月の七福神巡り。
今回は、隅田川七福神を巡った。
東武伊勢崎線の鐘ヶ淵駅から業平橋駅に沿うように、七福神が並んでいるので、まずは鐘ヶ淵駅からスタートすることにした。
商店街と住宅地を抜けたところに、最初のお寺である、多聞寺があった。
多聞寺(毘沙門天) |
駅を出発した時点で、多聞寺に向かおうとしてるんだろうなぁ…と思われ人たちが多数。これまでの状況はわからないが、三が日ということもあるのかもしれないが、かなりの人出でビックリ。ご本尊をお参りするには時間が掛かりすぎるということで、ちょっと離れたところから、参拝。
さらに、今回驚いたのは、揮毫(きごう)と御朱印を、色紙に押してもらう金額が、なんと1ヶ所500円もするということだった。
色紙と揮毫、御朱印で合わせて、700円ということだったので、これは、色紙代が500円で、揮毫、御朱印が、200円だと思ったのだが、逆であることが判明したのだ。
七福神ではあるが、隅田川七福神は、7ヶ所ではなく6ヶ所の神社や寺にいるため、揮毫、御朱印を集めるのに、なんと、3000円も掛かってしまうのだ。
通常200円や300円というところばかりだったから、ちょっとビックリ。
途中で揮毫、御朱印を諦めている人もいたくらいだ。
でも、せっかくなので、集めることにした。なんだか正月から、けちくさい話になってしまった。
隅田川に沿って通っている、墨堤通り(ぼくていどおり)を歩く。遠くに、東京スカイツリーが見える。今日のゴールは、まさにそこだ。
白鬚神社(寿老人) |
墨堤通りに面したところに、白鬚神社がある。
ここもかなり混雑していた。
当然、ここでも、500円は掛かるわけで、いちいち、値段の高さが気になった。
その脇に、スタンプ台が置かれていて、これは無料で押すことができるから、これでもいいのかもしれない。
境内にある舞台では、なにやらショーみたいなのをやっていたが、参拝のために並んでいる人たちは、ほとんど誰も見てないようだったので、いたたまれない気になってきた。
百花園(福禄寿) |
福禄寿は、向島百花園の中にいらっしゃる。百花園は、三が日は休園だが、七福神巡りの参拝者は無料で入園することができる。
当然ながら、ご本尊は長い行列ができていたので、直接の参拝は断念。
園内の入口に、東京スカイツリーがよく見えるポイントが紹介されていた。
…が、参拝コース以外は立ち入り禁止になっていて、おすすめポイントには行けず…。なんだかなぁ。
百花園を出て歩いていくと、あるお店の前に絵が掲げられていた。
東京スカイツリーを描いたものだった。業平橋に近づくにつれて、こうした絵や案内図などがあちこちに出現し、このあたりの人たちの期待の大きさが表れているようだった。
カゴの中のオウムが1羽、じっと交差点を眺めていた。
不意にダミーを見せたら、初めて見るその姿に、もともと丸い目をさらに丸くして、驚いた表情をしていた。
長命寺(弁財天) |
弁財天のいらっしゃる長命寺(ちょうめいじ)。ここは少し空いていたので、ご本尊をお参りする。
本殿を覗いてみると、「奉納 木の実ナナ」とあった。どうやら、彼女はこのあたりで生まれ育ったゆかりの場所らしい。
長命寺の裏手、隅田川沿いに、長命寺桜もちのお店がある。
店内は意外と空いていた |
裏手にあるせいか、意外とお客は少なく、広くない店内だが、待たずに座ることができた。
恥ずかしながら、桜餅の種類として道明寺は知っていたものの、それは関西のもので、関東では昔から、長命寺であったということは知らなかった。
徐々に、東京スカイツリーが大きくなってきた。
タワーは、だいぶ見慣れてきたはずなのに、視界に入ると、どうしても意識してみてしまう。
で、なんだか写真が撮りたくなってくる。
この圧倒的な存在感は、見る人の心をとらえる…っていうと大袈裟だが、ある意味あっていると思う。
その2…に続く。