3069 東京国立近代美術館、無料観覧の日

たべもの,芸術・デザイン

皇居のすぐ近く北の丸公園にある、東京国立近代美術館は、毎月第1日曜日は無料観覧の日になっているということを、おじゃこから教えてもらって、久しぶりに行ってみることにした。

美術館に近づくにつれ、ふだんはあまり人がいない美術館周辺の雰囲気が違っていることに気がついた。やはり、“無料”というということでやって来た人たちだろうか?

無料なのは常設展だけで、企画展は有料なので、企画展に入ろうとする人たちの姿も多く、必ずしも無料目当てだけの人たちではなかったようだ。もちろん、ふだんの日よりは間違いなくお客さんは多い。

着いた時間がちょうどお昼だったので、美術館併設のレストランランチを取ってから見学するつもりだったが、当然ながら混雑していたので、入店待ちリストに名前を書いておいて、先に一部見学することに。

30人以上も先客がいたので、いつ順番が来るか、全然想像がつかなかったが、ちょっと見学して、レストランに戻ってみると、半分以下になっていた。少し待っているうちに、あれよあれよと自分たちの番に。

あまりに長い入店待ちリストのせいで、その場を離れてしまう人がかなりいたため、あっという間に順番が回ってきたのだ。

詳しくはよく知らないのだけど、このレストラン「クイーンアリス アクア 東京」は、国立美術館にありながら、「フレンチの鉄人」石鍋裕シェフのプロデュースのレストランで、結構有名なお店らしい。

頼んだのは、ハーフローストチキンローズマリー風味(1,000円)。チキン半分がまるまる出てきて、結構なボリューム。パリパリになった皮の部分が美味しい。付け合わせとして、フライドポテトとブロッコリーニンジンなど。これだけ頼むと、本当にこれしか出てこないので、フランスパン250円も頼む。パンも熱々で美味しかったが、どうせなら一緒に出してくれてもいいんじゃないかと思った。

右の写真は、レストランから2階の入口にあった作品。

ガラス越しに見える人の姿は、ガラスに映っているだけと思い込んでいたが、実は建物の中にも全く同じ作品が経っていて、ちょっとビックリ。

現在開催している「近代日本の美術」という所蔵作品展を見学。

実は、1階の窓口に申請すれば、写真撮影もOKだったのだが、レストランのある2階から入ってしまったため、その機会を失ってしまった。

美術館には企画展では来ることがあっても、ぐるっとパスのようなチャンスでもない限り、なかなか常設展をじっくり見る機会は少ないので、いろいろと見学することができた。

ただ最近、美術館をじっくり見学することがなかったせいか、半分過ぎたくらいから、くたびれてしまった。もしかすると、体力が弱っているかもしれない…と、あまり美術と関係ない感想を持ちながら、美術館を後にした。

Posted by ろん