3070 証拠改竄事件を見て思うこと
連日報道されている、 特捜部の検事が押収したフロッピーディスクのファイルの日付を改竄した事件。
この事件はまだ解明の途中だが、そもそもどうしても解せないのは…
「なぜこんなことに手を出したのか?」
「本当にバレないと思っていたのだろうか?」
…ということだ。
この日付を改竄する手法は、あまりにやり方が幼稚だし、常識で考えればすぐにバレそうなものだ。「これほどまでに価値のない犯罪も珍しい」と思えてしまうほど。まぁ犯罪に価値を見いだすのもヘンだが、言い方を変えれば、この行為が人生を棒に振るほど犯すべき犯罪であったか?ということだ。
こんな感じで、知らないうちに犯罪者にさせられてしまうこともあるんだ…と、思わせるには十分な事件だった。
そして、もうひとつ気になること。
もともと、この問題の発端となった、郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件でもそうだが、「そもそも、なぜこの事件が起きたのか?」ということが、まったく解明されていないということだ。単独犯で終わらせてしまうことに、別の意図はないのか?
故意なのか?、偶然なのか? 事件の核心ともいうべき部分が、誰かによって隠されているように感じられてならない。