3068 秋の下谷七福神巡り

七福神,街歩き

今週の駅からハイキングは、「下谷七福神めぐりと下町散策」とある。

スタートは、鶯谷駅。

歩くところどころから、東京スカイツリーが見える。

真源寺(福禄寿)

まず最初の七福神は、福禄寿のいらっしゃる真源寺。

あとから知ったが、入谷の朝顔市は、このお寺の境内から始まったそうだ。そして、どこかで聞いたことのある「恐れ入谷の鬼子母神」という言葉は、当然ここが由来だろう。

お正月ではないが、御朱印は押してもらえるので、専用色紙を買って、1ヶ所100円で押してもらう。

下谷の街を歩いていく。

「祝 街路灯完成記念」の垂れ幕が、ずいぶん古くなっていた。これを見て、街路灯設置にお金を使いすぎてしまったんじゃないかと、妙な心配をしてしまった。

続いて見掛けたのは…

ちょっと矛盾した車庫。

車庫につき、駐車御遠慮ください

…とあるが、その肝心の駐車場の入口の下が、ふさがれていて、駐車場として使えないようになっていた。果たしてこれはいったい…


弁天院(弁財天)

2つめの七福神は弁財天。ご神体はよく見えなかった…。

さらに先を急ぐ…。

浅草鷲神社を見掛けたが、ルート上ではなかったこともあって、ちらっと横目に見て次の七福神へ。

飛不動尊 正宝院(恵比寿)

“飛”不動尊という名称から、航空安全を祈願する人も訪れるとのこと。

境内にはたくさんのお地蔵様(しかも全部子供)がいて、ちょっと独特な雰囲気。百度石の隣には、彼岸花が咲いていた。

肝心の恵比寿さまは、拝めたことは拝めたが、ガラスに遮られて、よく見えなかった。



寿永寺(布袋尊)

お寺の入り口正面からはよく見えなかったが、列に並んでみると、この豪快な笑い顔が…。見ているだけで、悩み事ごとなど吹っ飛んでしまいそうになる。

拝む人、拝む人、布袋さまのおなかを撫で撫でしているのが印象的だった。

横断歩道で信号待ちしていたら、警備員さんが必死でベニヤ板を押さえていた

どうやら、釘の止め方が緩かったらしく、倒れてきたようだった。慌てて職人さんのような人が、釘とトンカチを持ってやってきて、素早く対応していた。

法昌寺(毘沙門天)

今回の七福神唯一の、“カラーご神体”の毘沙門天をお参りすると、その手前にお地蔵様が2体。

そのうちの一体は、たこ八郎をかたどった地蔵で、たこ八郎の座右の銘である、「めいわくかけてありがとう」という言葉が刻まれていた。若い人は知らないだろうなぁ…。

英信寺(大黒天)

毘沙門天からすぐのところにある、大黒天。

最後の七福神、寿老人までは、ちょっと歩く。

駅からハイキングのコースでは、なぜか微妙に遠回りをさせていたが、その理由がわかった。鶯谷駅東側はホテル街で、決していい環境ではない。健康的なイベントで相応しくないと思われたのかもしれない。

午前11時頃のホテル街は、ひっそりとしていた。

得体の知れない看板も気になりつつ、寿老人のいる元三島神社に向かう。

元三島神社(寿老人)

元三島神社は、ホテル街の奥にあって、やはりホテルの隣が神社となっている。本殿に向かう階段には、真正面に階段の幅と同じくらい大きい、巨大なお賽銭箱がある。

ここまで大きい賽銭箱にしなくても…という大きさだが、それを避けて階段を上ると本殿。境内は大変狭く、人でごった返していた。ここで無事、下谷七福神巡りは終了。

駅からハイキングは、まだまだ続くが、七福神巡りという目的は達成したし、ちょっとくたびれてしまったので、鶯谷駅がすぐ目の前ということもあって、ここで帰ることにした。

鶯谷駅に行く途中、元三島神社を振り返ると、神社の下は居酒屋や定食屋になっていた。

これまで回った七福神の中では、かなり回りやすかったが、街歩き的には、これといったネタは見つからなかった。

また、わずかながらあった、紹介したいネタも、あるにはあったが、たまたま写真の撮り方がまずくて、掲載できる感じになっていなかった。

ちょっと残念…。

Posted by ろん