2813 柴又 川千家

たべもの

柴又と言えば、ウナギ…なのかどうかはよくわからないけど、川千家(かわちや) という店は以前からなぜか知っていた。

柴又へは何度か来ているが、ウナギを食べたのは、一度あったかなかったか…程度。今日は、柴又七福神巡りの途中、昼食で入店。

午後2時だというのに、客でいっぱいだった。すでに2組ほどが店内に通されるのを待っている状態。それはそれで仕方がないとは思ったが、気になったのは店員の仕事ぶりだった。

比較的“お歳を召した店員”が多かったのだが、明らかに仕事が回ってなかった。

店員間で行列の状況を把握していないため、一人の店員が待っていると思っていた客を呼びに来たら、その客はすでに別の店員によって店内に案内されている…なんてことが、僕の目の前で二度もあった。

そんな状況だから、注文するまでもひと苦労。

ウナギは調理に時間がかかるということはわかっても、そもそも注文できなければ、いつまで経っても料理は出てこない。当然だけど。

他の客も注文できずにソワソワしている始末。ひとたび店員が出てくると、あちこちから声が掛かり、さらに時間がかかってしまうのだから、どうしようもない。

結局、注文して料理が出てくるまで、30分以上待つことになった。

注文したのは、「うな重 竹」 2730円!。もう大奮発。

さすが、創業250年の伝統を誇る老舗の味…だと思う。比べられるほど外でウナギを食べたことがないので、うまく表現はできないけど、美味しい。タレ自体は薄味であっさり。その結果、ウナギ本来の旨味みたいなものが感じられる。

よくわからないまま頼んでしまったが、「松竹梅の違いはなんだろう?」と思っていたら、あるブログによると、違いは、ウナギの大きさだけらしい。

食べ始めたとき、重の底がかさ上げされていた感じがして、物足りないかな…と思ったが、食べ終わるころには、それなりに満足できた。梅でも良かったかも。

もちろん、ウナギの味は決して悪くなかった。しかしこの値段を考えれば、当然なのかもしれない。そう考えると、店員の対応の悪さや冷たい風がどこからともなく入り込む店内の雰囲気などが減点なので、次回柴又でウナギを食べようと思ったら、別の店にすると思う。

Posted by ろん