2814 眼鏡
眼鏡を掛け始めてから、かれこれ30年以上。眼鏡とのつきあいはかなり長い。
昨年末に、久しぶりに眼鏡を新しくしてみようと思って、とあるお店へ。“全品一律料金”というのは最近流行の売り方だ。
しかし、これまでたいていの場合、こうした売り方で失望してきた。というのも、僕は遠視のため眼鏡の中ではかなり少数派だ。そのせいか、いつも一律料金の例外とされてばかりだったからだ。結局は一律料金とはほど遠い、何倍もの値段を払う羽目になるのだ。
かつて、一度だけ、“一律料金”で眼鏡を作ったことがあるが、そのときは最悪だった。できあがった眼鏡には、かなり分厚く使用に耐えないレンズがついていたのだ。
薄くするなら別料金…なんだいそれ。
そして今回、その全品一律というお店の言葉に乗ってみることにした。たしかに料金は一律とされた料金のままだったし、希望した薄いレンズにしても、特別に料金が追加されることもなかった。
そして今日、できあがった眼鏡を受け取りに行ったら、これが予想以上にいい感じ。レンズは今まで以上に薄く、軽くなって嬉しかった。
そう考えると、いままでの眼鏡の値段ってなんだったんだろう?と思ったが、時代は変わったのだ。これも、やはり、デフレの影響として見るべきか?よく見える眼鏡を掛けつつ、世の中はますます見えにくくなってきたかも。
とりあえず、明日から眼鏡が新しくなるので、気がついた皆さん、どうぞよろしく。…って言っても、ほとんど変わり映えはしないけどね。